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2023-24A/Wコレクションから読み解くトレンドや注目資材について

こんにちは。

ApparelX News編集部の尾崎です。

1月から3月にかけて、2023-24秋冬のコレクションウィークが開催されました。
ようやく世界がコロナを克服しつつある中で、ファッション業界もその華やかな雰囲気を取り戻しつつあるように感じます。

2023-24AWのコレクションは、SSからの継続となるトレンドもありながら、より「エレガンス」さが意識されていました。

今回は、2023-2024AWコレクションから、トレンドとなるスタイルや資材を読み解いていきます!

トレンドの方向性

まずは2023-24A/Wのトレンドの全体的な方向性をまとめます。

テーラードスタイル

ここ最近の大きな流れとなっている、「テーラードスタイル」は2023-34A/Wも継続する模様です。

今までもその傾向はありましたが、来期は特にピンストライプやチェックなど、クラシックなジャケットといったメンズライクなスタイルがレディースにも多く見られました。

生地で言えば上記のようなスーツっぽいもの、シルエットはオーバーサイズでボクシーなものがトレンドとなりそうです。

ボディポジティブ

こちらも継続のトレンドで、体自体の美しさを賛美、アピールするスタイルが多く見られました。

体の形が出るセカンドスキン的なトップス、秋冬でも透け感のあるシアー素材を使ったアイテムが人気となりそうです。

今期らしさで言えば、今までの「ボディポジティブ」スタイルから発展して、よりアダルトな雰囲気が漂ったものがトレンドとなりそうです。

特徴的な素材

今期は、ロゴを前面に押し出したり、わかりやすく特徴的なデザインのアイテムよりも、素材の良さが目立つアイテムが多い印象です。

エコファーやシアリング、ベルベットなど、リラックス感もありつつゴージャスなものがトレンドとなりそうです。

トレンドカラー

ブラック

「ザ・ロウ」や「ヴァレンティノ」が印象的なオールブラックのスタイルを見せるなど、23-24AWでは例年以上にブラックを打ち出すブランドが多く、トレンドカラーと言えます。

流行に関わらず常にブラックのアイテムは発表されますが、特に23-24AWではエレガンスの表現と、素材や服自体の良さを打ち出すために使用されているように感じました。

レッド

全体的には落ち着いた色味のスタイルが多かった23−24AWでしたが、差し色としてはレッドが多く見られました。

「フェラガモ」もハウスカラーを赤にしていたりと、2023~2024は赤がキーカラーとなりそうです。

ちなみに、私たち資材商社としても、赤の表地や裏地の発注が増えていることを実感しているので、トレンドとなるのは間違い無いかと!

トレンドマテリアル

スーツ生地

トレンドのテーラードスタイルですが、今季はシルエットは特殊なものも多い一方、生地自体はシンプルなものが多かった印象です。

柄物では、ピンストライプ、ヘリンボーンなど、伝統的な柄がトレンドとなりそうです。

5MK0053 タイムレスクラシック ラナヴィータ Super 100’s 2PLY ツイル 無地 グレー

起毛素材

今季は、ベロアやベルベットなど、光沢感・高級感のある素材も多く見られました。

同じアイテムでも、素材を変えるだけで全く違う見た目になり、前述の通り、今季はそうした素材の良さを活かすスタイルが多い印象でした。

3770 ポリエステルベルベット 光沢あり
FT2800 起毛ベロア

サテン

今季のトレンド「エレガンス」を表現することにおいて、多く使われていたのがサテン生地。

光沢感やドレープ感を表現したい場合に最適です。

SLK160 本絹サテン16匁

シアー

透け感のあるアイテムも継続のトレンドですが、秋冬なこともあり、他の素材と組み合わせてフェミニンな印象を持たせる使い方がトレンドとなりそうです。

3000 シルクオーガンジー

まとめ

いかがでしたか?

今回は2023-24AWのトレンドから、どのような資材が注目されるかを読み解いてみました。

ApparelXでは様々な資材を取り揃えておりますので、トレンドの資材をぜひご覧になってくださいね。

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