こんにちは。ApparelX事業部のカヤバです。
9月4日にファスナー最大手のYKKさんの展示会に行って参りました。
展示会の感想と商品に関してまとめたいと思います。
※今回残念ながら会場内は撮影NG・・・
写真がないですがご容赦下さい・・
会場は両国にあるYKK60ビル。
展示会場は、アパレル向けファスナー、バッグ向けファスナー、その他用途、等の区分に分かれており、その他にワークショップや、アパレルブランドと協業した作品の展示などコンテンツがたくさんあり、見やすく見て回って楽しめる工夫がなされていました。
アパレル製品に対して、ファスナー等副資材というのは、ぱっとみの区別がなかなか難しく、なんとなく地味な印象があるかもしれませんが、来場者が楽しめる、商品に対して興味を持つような様々な工夫が行われていました。
まず驚いたのが、ファスナー自体の展示の横に、実際にそのファスナーを使ったアパレルサンプルが展示されていることでした。
ファスナーや副資材だけでは、アパレルの一部でしかないので、そのファスナーを使った製品イメージや商品の特徴というのがなかなか伝わりづらいと思います。
実際のアパレルサンプルが展示されていることにより、そのファスナーの特徴がより伝わりやすく、イメージがしやすくなっていました。
また用意されたファスナーの特徴に合うような様々なアパレルサンプルが用意されていたのでアパレルブランドの展示会さながらの華やかさも感じました。
展示会なので、その商品に触れられるのは当たり前かもしれませんが、例えば金属の様な質感のビスロンファスナーが実際の金属ファスナーと重さの比較ができたり、撥水ファスナーと通常ファスナーに水をかけ比べて撥水性の比較ができたました。
実際にその商品と他の商品を体験を通して比較することで、その機能性を実際に体感しやすいようになっていました。
また、エコ素材を使ったファスナーは、ファスナー製品のみではなかなか伝わりづらい魅力が、エシカルファッションブランドと協業したアパレル製品展示という形式を取る事によりそのメッセージ性とコンセプトがより強固に感じられました。
YKKさんはファスナー製品で多くの商標を所持しています。
このことからも商品開発に関してただならぬこだわりを感じることができますが、YKKさんの商品を見る事でそのファスナーの特徴が見えてきます。
主なファスナーの種類とそれに属するYKKさんの製品を軽く紹介したいと思います。
メタルファスナーは、その名の通りエレメントに金属を使用しているので、大きな特長は、耐久性と金属ならではの質感です。
メタルファスナーで代表的なYKK製品はEXCELLA®だと思います。
エレメントの一つ一つが丹念に磨かれており、その光沢・高級感は別格と言えるかもしれません。
“YKKエクセラファスナーの魅力と発注方法について~EXCELLA®ファスナー~”
こちらのブログで詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
ビスロンファスナーは、エレメントが樹脂でできており、メタルファスナーに比べて比較的安価で、軽量である事が特長です。しかしながら重厚感が弱く、見た目的に軽快感が強い事がデメリットにもなり得ます。
YKKさんではこのデメリットになりうる軽快感をなくし、ビスロンファスナーの特長を最大限に活かす商品開発がされています。
それがMETALUXE®です。
METALUXE®はエレメントの表面を加工する事で、メタルファスナーの様な外観をもつビスロンファスナーです。
コイルファスナーは、エレメントは樹脂でできており、その形状がコイル状になっているため柔軟性に富んでおり、様々な種類があります。
またエレメント凹凸が小さく、表面加工がしやすいのも特長です。
その特長を生かしたものがAquaGuard®です。
AquaGuard®は止水ファスナーとして有名ですが、テープ表面にフィルムをラミネートすることで止水性を高めたファスナーです。
止水ファスナーはアウトドア用品やバックパックに必要だった開閉部のフラップを不要にするなど、そのアパレル製品のデザイン自体にも影響を与えました。
今回始めて副資材の展示会に同行させてもらいましたが、単独の副資材メーカーの展示会とは思えない会場の規模と盛況ぶりでした。
ファスナーは、テープ・エレメント・スライダー・引き手といったシンプルな構造だからこそその特徴がわかりやすく、また展示会の見せ方も工夫されており、とても勉強になる展示会でした。
今回記事で触れている商品でApparekXに掲載のない商品は直接お問い合わせいただければご用意できるものもございますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
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セレクトショップでの販売やオーダースーツの採寸や縫製に携わってきました。
2020年に女の子が生まれました。日々の成長を楽しみに仕事しています。