オリジナルボタン作成･レーザー加工ボタンの説明です。

メンズ･ユニフォーム担当の高橋です。

今回は、オリジナルメタルボタン作成やポリエステルボタンに名入れ(文字入れ)をする場合のミニマムロットや注意点などを説明します。

ちょっとだけでも変化を入れたい、目立つように会社のマークや社名、ブランド名を入れてみたい。

そんな時にご使用ください。

下記にいままで作成したものを本当は載せたいのですが、お客様の許可を得るのが大変なので定番のボタンを載せています。参考にしてください

よくご注文をいただくメタルボタンの形状

メタルボタンは大きく分けて、カブセボタン、一枚物、エポキシタイプのものがあります。

下記のボタンをイメージして、デザインやメッキ色を決めると作成しやすいです。

カブセタイプ 例 MA0190

学生服やブレザーによく使われているタイプのボタンです。

ボタンに膨らみを持たせることが出来ますので、山になる部分も調整出来ます。

また、柄の部分だけツヤを出したりしたこともあります。

エンブレムや会社ロゴ、ブランドマークなどを入れる場合が多いです。

一枚物タイプ 例 DM2049

文字も見えやすく、デザインもわかりやすく加工が出来ます。

エポキシタイプ 例 AY6249

シルバーやゴールドのメタルボタンの土台にプリント柄を入れ、その上から透明な液を流し込みます。

プリントなので、カラフルな色や細かいデザインなども可能です。

ボタンではありませんが、エポキシを使って会社のロゴ入りカフスボタンなどを作成したことがあります。

ジャケットとシャツの両方にインパクトを与えることも出来ます

レザー加工で名入れする場合

ブランド名や会社名を入れて、少しオリジナルティをアピールすることが出来ます。

メタルボタン DM2394 やDM2112を見本にしています

ロゴ加工(金型のような凹ロゴ表現が可能なレーサー)･ロゴ&柄加工も可能です

例 VT115

ポリエステルやユリア樹脂にレーザー加工をしたものです。

同じボタンに色をつけたり、彫り方を変えたりするだけでイメージが変わります

レーザー加工のみだと文字が目立たなくて････という場合は、スミ入れで色を入れたりするとインパクトもUPします

下記のボタン PRV44の素材はユリア樹脂です。素材によっては、彫ったところが白く残ります。(白残し)。

その白を落とすことも出来ます(白落とし)。また、サイド(横面)にも加工が可能です。

色々ありますので、お試しください

型からオリジナルボタンを作成する場合の注意点

※オリジナルメタルボタンを作成するのには、ある程度のロットが必要になります

ミニマム数量は、20MM 500個 15MM 1000個です。(作成する工場により変わります)

単価は、製造数量により変わります。数量が多ければ価格も若干は安くなります。

また、製造にあたり約10%ぐらいは、余分に作成されます。この分もお引取りをお願いすることになるので、ご注意ください。(ピッタリの数字でお願いをしたら、価格が高くなるよと過去に言われたことがあります。)

※オリジナルメタルボタンを作成するには、金型が必要になります。

型はどのぐらいの費用がかかるのでしょうか？ 1サイズの型で3万円～8万円ぐらいかかります。

20MMと15MMの2サイズを作成した場合は2型分必要になります。

企業ユニフォームなどは、長年にわたり毎年制服を作成するので元は取れますが、着数が少ない場合はなかなか難しいですね。

では、その場合はどうしたらいいのでしょうか？ エポキシタイプで作成するのがいいと思います。

エポキシタイプは、元からある型(土台となるメタルボタンの半加工品)にデーターで作成したデザイン柄を入れて、透明の液を入れて硬めます。

金型ではなく、データー代になります。金型に比べて大変安くなります

※エンブレムや会社のロゴマークで作成するときの画像は、どうすればいいでしょうか？

こんな感じで･･･と写真やデザイン画をメールでいただく場合もありますが、その時はデーター作成代や修正代をいただくことになります。安く上げるには、イラストレーターで作成したデーターをメールなどに添付してください。

練りボタンのオリジナルの型や色で作成してみたい

価格が比較的安いユリアボタンですが、これを初めから作成すると型代はいくらぐらいするのでしょうか？

1サイズ 500万ぐらいかかります。 ロットも1サイズ1色で20,000～30,000個必要になります。

なかなか厳しい数字になりますね。

まとめ

メタルボタンのオリジナルは、会社のロゴマークで作成することが多かったです。

上記で説明をさせていただきましたが、ボタンではなく、オリジナルカフスを作成したこともありました。エポキシタイプで50個ぐらいで作成したこともあります。希望の少量で出来てお客様に喜ばれました。

メタルボタン作成したいときは、近い形のボタンを指名して、それを元に話をすすめるとスムーズにいきます

レーザー加工は、ボタンの色を考えてレーザーの種類や文字の色を選ぶといいと思います。

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高橋

副資材 取り扱い歴30年。サービス業ユニフォーム･紳士服 スーツの副資材の営業をしています。