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聞いたことはあるけどそれってどんな生地?洋服の生地の名前を解説します!~秋冬編~

ApparelXNews編集部のmammyです。
生地は織り方や素材の他に様々な名前が付けられています。
生地の名前が商品の中に入っていることもありますよね。
今回はよく聞いたことはあるけどそれってどんな生地だっけ?という秋冬アイテムによく使われる生地の名前を解説していきたいと思います!

コーデュロイ

コーデュロイは秋冬の定番生地と言っても過言ではありません。コール天という名前でご存知の方もいるかもしれません。緯糸で毛羽を出すように織られた組織で縦にコード状の凹凸の畝が入っているの特徴です。織った後に緯糸をカットして毛羽を作ります。

表面が起毛しているので秋冬のパンツやスカート・ジャケットなど幅広く用いられます。最近ではかなり太い畝のコーデュロイもパンツなどに使われる事が多くなりました。


コーデュロイはどちらかというとカジュアルな印象を受けますが、太い畝はインパクトがあり、細畝だとキレイめなスタイルにと1つの生地でも畝の太さによって様々な印象を変える事ができる生地だと言えます。

7500ズボンコールテン

ベルベット

表面に滑らかな毛羽があり、角度によって光沢が変化して見える秋冬ならではの生地ベルベット。

パーカーなどのルームウェアによく使われているイメージでしたが、最近ではレディースファッションのパンツやワンピースでも良く見かけるようになりました。


この独特な風合いは「たてパイル織」という織り方でパイル(織り方によって生地の表面に輪を出す)を作り、そのパイルをカットして毛羽で表面を覆うことで生まれます。

ちなみに毛むくじゃらという意味を持つラテン語の「velvetum」がベルベットの名前の由来と言われています。
「ビロード」とも呼ばれますがこれは同じ意味のポルトガル語の「velludo」から来ています。

3770
艷やかな光沢があるポリエステルベルベット
3780
マットタイプのベルベット生地もあります

ツイード

ツイードはスーツ・ジャケット・バッグなど冬の代名詞とも言える生地です。


もともとはスコットランド産の羊毛を太く紡いだ糸で手織りした綾織の生地を指していましたが、現在では素材の原産地にこだわらず、厚手の毛織物の総称として使われる場合が多いです。

特に有名な産地のものに「ハリス・ツイード」があります。
スコットランドの北西にあるハリス島、ルイス島の一流の職人の手で作られる最高品質のツイードを「ハリス・ツイード」と言います。
ここ数年でアパレルショップなどでハリス・ツイードを使用したバッグや手袋・小物などを良く見かけるようになり私達にとっても馴染みのあるツイードではないでしょうか。

BW3619
ウールとポリエステル混紡で洗濯が出来るという機能性に富んだツイードです。

グレンチェック

千鳥格子や細いストライプなど4種類の柄の四角形を交互に配置して大きな格子柄を構成したものをグレンチェックと言います。


グレンと聞くと普段馴染みがない言葉ですがもともとはスコットランドの渓谷グレナカートで織られていた事からこの名前が付けられたそうです。そのため「グレナカート・チェック」というのが正式な名前です。

人気な柄のため、スーツやジャケットなどに多く使用されていてプリントでこのグレンチェックが再現されているものもあります。

MU5053
色・柄共に秋冬らしく、こちらは綿100%なのでシャツなどにおすすめです。

タータン

タータンは様々な色の幅の縞を直角に交差させた格子柄でスコットランドで発展した伝統的な柄です。誰しも1度はタータンチェックという名前を聞いたことはあるのでは無いでしょうか。


それぞれの柄はスコットランドのクラン(Clan:氏族)を表していていて「クラン・タータン」とも呼ばれます。
正式な定義として、
ウールで綾織
2色以上の糸を使い、直角に交わる
経糸・緯糸に使う糸の色と数が同じ

という定義があります。
正式にはスコットランドのタータン協会に認定されたもののみタータンと呼びますが実際は似た感じのチェックもこう呼ばれています。

MU5087
タータンチェックも起毛した暖かな生地で冬のシャツなどにぴったりな生地です。

ビエラ

ビエラは綿と毛を使った薄手の綾織物です。本来は綿50%毛50%の割合で毛100%のフランネルに近い風合いを持たせたものを指します。
ですが現在では綿や毛を起毛させた薄手の綾織物全般をビエラと呼んでいます。

SB90203
柔らかでしなやかな風合いで毛の温かみがある秋冬にぴったりです。柔らかさの中にもコシがあるのがビエラの特徴で、ドレープも美しく表れます。シャツやブラウス・ワンピースなど幅広く使えます。

フラノ


フラノは「フランネル」の略称で、毛織物を起毛させて毛羽を出したソフトな風合いの布地です。「フランネル」の後半を取って「ネル」と呼ばれることもあります。
「ネルシャツ」などの名前でよく耳にすることもあるかと思います。
フラノはやや厚地のものを指し、よりしっかりとした弾力やハリ感があります。
そのためスーツやブレザーに用いられることが多いです。

SBK8860
目が詰まっていてジャケットやスーツなどにおすすめです。
ベーシックなカラーから糸が混ざった秋冬らしいカラーバリエーションも魅力です。
SB3085
フランネル生地の大きなチェックの生地もあります。
まさに秋冬のシャツ向けな生地です。

モッサー


モッサーは表面が少しふんわりと毛羽立っている毛織物です。最初私はモッサーという名前を知らず、モサモサしている風合いだから?と思い調べてみたら全く違っておりました・・・。


モッサーとはモス(MOSS=コケ)のような表面の様が由来だそうです。
予め表面を起毛させてその毛羽を短く刈り取り、毛を立てて苔の様な表面にします。

SBK8825
柔らかさと表面の少し起毛している生地で単色ではなく杢のような優しい色が素敵です

メルトン


メルトン生地はコットンやウールなどをフェルト化して仕上げた毛織物の一種です。 厚地で滑らかな手触りで保温性が高い生地です。

まさにコートやジャケットなどにぴったりの生地です。メルトンチェスターコート・メルトンダッフルコート・メルトンPコートなど良く耳にするかもしれませんね。


ちなみにこのメルトンとはイギリスの地名のMeltonにちなむという説やこの生地を考案したハロー・メルトンの名前に因んだという説があります。

OS5804
OS5802

同じメルトンでも先程のメルトンと比べると織によって生まれた生地の表情でかなり印象が違いますね。 ドビーとは、ドビー織機で織られた織り糸で柄を出した織物、生地の事を言います。

ビーバー

今季もECサイトなどでコートで商品を検索しているとかなりの商品にこの「ビーバー」という名前が入っておりました。


ビーバーというと動物を思い浮かべますが、その通りで長めの伏せている表面の質感や手触りが動物のビーバーの毛皮に似ていることからこの名が付けられました。

ちなみに動物のビーバーは北米やヨーロッパ北部、ロシアなどに生息していて上質な毛皮を持っています。
写真を見るとちょっと硬そうな毛皮に見えますね・・・。
実際のビーバー生地はふんわり柔らかくまさに冬コートにぴったりなので下記にご紹介します!

このビーバーメルトンという生地は厚地でありながらもウール90%なので柔らかくまさにビーバーの毛の様な風合いです!(ごめんなさい、実際にビーバーの毛を触ったことはありません・・・・)この生地でコートを作ったらかなり暖かそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。どの様な特徴や風合いなどがあるかなどを知っておくと、自分のイメージする生地を探しやすくなるのでは無いでしょうか。


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