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見た目も呼び名もさまざま!コード、紐についてご紹介!金属加工も解説します

ApparelX News 編集部のマミーです。

以前、ApparelX Newsではリボンやテープの呼び方の違いや種類についてご紹介しました。
(過去の記事はこちらよりご覧下さい)

同じテープなのにたくさんの種類があるのはコードも同じなんです。
紐と言ったりコードと言ったりロープと言ったり色々な呼び名がありますよね。
見た目なども様々ありますが、今回はそんな「コード」について掘り下げて行きます!

スピンドルコード

プレーンな組み方の紐で素材もポリエステル、アクリル、コットン、レーヨンなど幅広くあります。
反射テープが織り込まれているものもあり、スポーツミックストレンドの人気の高まりから、バッグの紐などにも用いられています。

 

江戸打ち紐

江戸打ち紐

江戸打または八つ打と呼ばれる組み方の組紐です。
スピンドルコードに比べると表面に凹凸があり、巾着の紐や和小物に用いられる事が多いです。
ポリエステルやレーヨンの他、正絹のコードなどもあります。
正絹の江戸打ち紐は天然素材の高級さ、上品さ故に着物の帯締めなどにも使われます。

 

ツイストコード

麻レーヨンツイストコード

複数の紐を撚って1本にした紐。レーヨン素材のものはツヤ感があり、発色が良いのが特徴。

端を切りっぱなしにするとほぐれてきてしまうため、糸でくくったりコードエンドを付けるなど端処理が必要です。
また金属チップ加工(端に金属を付ける処理)や熱収縮のチューブを付けて処理も可能です。(詳しくは下記 金属チップ加工とは?に記載)
製品などに使う際には外れやすい場合もあるので、必ず試作をすることをおすすめします。

裏技的な使い方ですが、あえて撚りをほぐして糸などでくくればタッセルようにする事もできます。

 

サテンコード

サテンコード

コードの目が細かく、光沢・ツヤ感のある組み方の紐。細いものはブレスレットのアクセサリーなどに用いられています。

 

ワックスコード(ロー引き紐)

 

表面が蝋でコーティングされている紐で、革紐に模したコードです。
素材はコットンに蝋コーティングされたものが多く、表面の艶やかさと柔らかさを兼ね備えたコードです。
靴紐やアクセサリー、袋の絞り紐などに用いられます。また細く、ポリエステルにロー引きしたものもありますが、これは革の手縫いの際に使われます。

 

金剛打コード

金剛打コード

目面がツイル状で、硬く目が詰まっている紐。
コットンや麻レーヨン素材が多く、ダッフルコートの釦を留める部分にも良く使われます。

 

マツバコード
松葉コード

 

松葉のように細く、伸縮はしないストラップのコード部分によく使われるコード。
ストラップコードとも呼ばれています。

 

蛇腹コード

レーヨン蛇腹コード

中央がへこんでいるコード。平たいがやや厚みがあるので、縫い付けた際に立体感が出ます。
コード刺繍や縁取り等に使われます。

 

袋紐

袋紐

 

袋状になっている紐。丸紐や平紐の中でも袋状になっているものは特別この様に呼ばれることもあります。
靴紐などに使われる事が多いです。

 

山道テープ

山道テープ
山道(ジグザグ)状になったテープで、別名リックラックテープとも言います。
ブラウスの衿やスカートの裾など上から縫い止めてライン使いの装飾に使われることが多いテープです。
もしくは生地の間に挟み込み、ジグザグした山の半分をのぞかせて縁取りに使われるなどします。

 

綾竹コード(セーラーテープ)

セーラーテープ

別名セーラーテープとも言われます。その名の通りセーラー服の衿部分のライン部分に使われた為、その様に呼ばれています。
太さをミリ表記の他、13打、17打など打で表記することが多いです。
カラー展開が豊富で程よいハリ感があるのでライン使いするのに適したテープです。

 

斜子べり

斜子べり

石目柄のテープで柔らかく収縮するため、平コードの中でも特に幅が変わりやすいです。

 

 

 

ムカデテープ

ムカデテープ

フチがぎざぎざとした約3~5mm幅のトリミングブレードの一種のテープで、コード刺繍や縁取り等に使われます。

 

チップ加工とは?

コードは切りっぱなしだとほつれて来たりして見栄えも良くないですよね。
先を処理することで紐を通しやすくもなります。
先を結んだり、コードエンドを付けたりして先の端処理をするとほつれも防止出来ますが、今回はチップ加工をご紹介します!

 

金属チップ加工

金属チップ加工

その名の通り金属を紐の先に巻き付け処理をする方法です。パーカーのフードの紐などに良く見かける形状ですね。

 

弾丸型金属チップ加工

弾丸金属チップ加工

金属の先に穴が空いておらず、弾丸ような形の金属チップ加工です。上の金属チップ加工よりも丸みを帯びたタイプです。

 

金属チップ加工(平タイプ)

平紐金属チップ加工

平紐の場合は先を結んだりすると不格好になることもありますよね。そんなときには平紐にぴったりな金属チップ加工もあります。
紐のサイズに合わせるとスマートな印象ですね。

 

セルチップ加工

セルチップは熱で収縮する透明な筒状のプラスチックを先に付けて処理をします。
こちらもパーカーのフードやスウェットのウエスト紐・靴紐などでよく見かけますね。

通常はコードのメーカーさんなどに依頼をしますが、家庭などですと、「熱収縮チューブ」という名で手芸店でも販売しています。
アイロンで熱を加えれば簡単に収縮させることが出来るので紐の処理が家でも出来てしまいます。
編み物などをする人は「テクノロート」という樹脂の針金の先を止める時にも使うのでご存知の方も多いかもしれません。

 

まとめ

一口にひもと言ってもその種類や用途は様々です。
カラーや素材・太さのバリエーションをかけ合わせるとその種類は膨大です。
ぜひご自身の使い方や魅せ方にぴったりのコードを探して見て下さい。

 

今回色々なコードをご紹介しましたが、アパレル資材BtoBサイトApparelXでもコードを数多くお取り扱いしています。
ぜひ一度ご覧ください!

画像引用元:SHINDO ITEM CATALOG ONLINE

 

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