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Octa®の使いどころってどこだろう

今更ですけど、今冬は頻繁にOcta®のサンプル帳やら生地やらを見かけましたので、ちょっと調べてみました。

およそ1年ほど前にネットで多数の記事が投稿されていたようですので、すでにご存じの方は多いかもしれません。

そもそもoctaって何

帝人フロンティア株式会社が開発した『異型中空断面糸の軽量繊維』です。

中が空洞の構造と8本足の特殊な断面によって、軽量性と通気性を持ちながらにして高い保温性を実現したユニークな素材。

ちなみにご想像のとおり、Octa® は『8』を意味し、オクトパスもここから由来しています。そうです、8が先でタコは後です。

主な特徴

・軽量

直径が同じポリエステル繊維に比べても、その構造から重量は約半分。持ってみると比べるまでもなく明らかに軽いです。

・遮熱性

8本足構造により繊維同士の間に空間ができ、もとより空洞のある繊維のため大量の『デッドエアー』を含みます。

デッドエアー #とは

被服内温度を保つために重要な働きをする空気の層のこと。この空気が繊維内に滞留することで保温される。

・吸汗速乾性

なにせ空洞だらけなので当然通気性があり、さらには毛細管現象により汗や湿気を吸収します。

ちなみに詳細はApparelXトレンド情報局ブログに記事がございますのでこちらも合わせてご参照ください。


何に使えるの?

保温性のある衣服は、フリースやダウンなどいくらでもありますが、それらの欠点として挙げられるのが

「動くと暑い」

アウトドア製品でなくても、誰もが一度は感じたことのある、あったか素材ゆえの欠点。

通気性と保温性を両立することでこれを払拭したOcta®を使用した生地は、被服内温度を”一定に”保ちます。

いわゆる『アクティブインサレーション』に最適な生地で、人気を総取りしているだとか。

アクティブインサレーション #とは

日本語で『動的保温着』。アウトドアウェアのなかでも、体を動かす場面に最適なウェアをさす……らしいです。
例えば。

インターネットで見た限りではございますが、やはり多くはアウトドアウェア。

ウェアと一口に言っても多岐にわたり、トップスやボトムス、インナーといった数々のアイテムは、どれもレイヤリングを想定した機能的なパターンのものが多数ございました。

レイヤリング #とは

読んでそのまま重ね着……なのですが、ファッションにおけるレイヤリングとアウトドアウェアにおけるレイヤリングは少し意味が違うようで、機能の違うアイテムを複数組み合わせて着用することで、様々な環境や状況に対応することを表します。

表地に撥水生地を使用し裏地にOcta® 生地を使用したアウター、さらにはOcta® 生地の表裏を使い分けて組み立てられたものまであり、アウトドアウェアの奥深さを垣間見ました。

それだけでなくタオルや寝具に至るまで、まさに文字通り幅広く対応する次世代の超高機能生地と言えます。

ApparelXにある Octa® 生地

1063360

1063250

かさばりそうな、見るからにして重そうな見た目に反して、持ってみるととにかくめちゃくちゃ軽い。

かさばりそうというか、本当にかさばります。めちゃフカフカです。ロフト感たっぷり。

ロフト #とは

1ozのダウンの立方インチ数を示します。ダウンでいうと、ロフトが高いほうが1着あたりの詰めるダウンの量が少なくなります。

まとめ

アウトドアウェア業界の注目の的であるOcta®、その人気の秘密は超高機能素材。

様々な可能性を持ちこれからも進化していくであろうOcta®をぜひ使ってみてくださいませ

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