毎度お世話になっております。ApparelX編集部の山佑です。
早めに入った梅雨も一瞬で終わり、連日猛暑日が続いている今日このごろ、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
それでは、様々なトピックスでお届けしております《テキスタイル・副資材ナビ》、今月号をお届け致します。
目次
6月13日付の日本経済新聞の記事によると、衣料品などを扱う小売り主要12社のうち3社の5月の既存店売上高が新型コロナウイルス禍前を上回り、9割まで回復した企業を含めると9社(全体の7割)に達した。コロナ禍の行動制限が解除された3月以降、旅行など外出を意識した衣料品や雑貨のほか、宝飾など高額品が好調とのこと。
しかし、記事はこう続きます。原料価格や食品の上昇が続くなか、個人消費の先行きに不透明感も残る、とのことで予断を許さない状況であることは変わらないですね。
ですが、先のことは不透明でありますが、下記は結果としてありますので、先のことをあまり考えすぎず、良い結果(明るい兆し)であることを、まずは喜びたいですね。
22年に入ってコロナ感染者数は減少傾向にあり、小売り各社の販売は復調している。コロナ前の水準を上回ったり、9割まで回復したりした企業の数は3月が5社、4月が7社だった。5月が9社と22年に入って最多となった。
日本経済新聞より
22年春の大型連休は緊急事態宣言がなく、行楽や買い物に出かける人が目立った。5月の既存店売上高は、しまむらと西松屋チェーン、エービーシー・マートの3社がコロナ前の水準を上回った。コロナ前の9割まで回復した企業はユニクロやアダストリア、ユナイテッドアローズなど6社に上る。
百貨店では、三越伊勢丹ホールディングスと高島屋の5月の既存店売上高(免税売上高を含む)がコロナ前と比べて9割超の水準に回復した。三越伊勢丹の5月の既存店売上高は21年同月と比べて約2倍に増え、海外ブランドや宝飾品といった高額品が好調だった。
やはり季節柄でしょうか、テキスタイルではリネンの生地の動きが活発です。その中でも今回ご紹介させていただくのがこちら!!
1,500アイテム、16,000カラーの豊富な品揃えを有するテキスタイル、繊維商社のサンウェルがお届けする細番手の糸を使用した薄手のフレンチリネン100%素材です。42色展開というのも非常に嬉しいところですね。
綿や麻などの天然繊維を中心に、「天日干し」のような風合い豊かな生地から、「ベンタイル」のような機能性生地まで幅広く取り揃えている柴屋より、SUNNY DRYシリーズのリネンコットンカツラギ 天日干しワッシャー生地です。
SUN DRYシリーズの生地は、生地に機械的な圧力、張力等を加えることなく、職人による手作業での染色、天日干しをしているため、生地そのものの自然な表情や奥深い味わいがあります。
これからの生産ではちょっと納期的に厳しい部分もございますが、思い立ったが吉日、もしくは来年以降のSSコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。
2022年ももう半分を過ぎ、折り返しに入っております。(あっという間ですね)
そこで、振り返りも兼ねて上半期の販売数量ベスト5を発表したいと思います。*金額ベースではなく、数量ベースになります。
レディスのスカート、パンツでよく使用される定番ファスナーですね。ニットテープにエレメントを編み込むことで、薄さと柔らかさを追求したファスナーです。半年間で1万本を超える数量をご提供させていただきました。
ApparelXサプライヤーであります、オークラ商事が誇る、12匁羽二重。(先月号でも動きが好調です、という記事を書かせていただきました)
93色展開という圧倒的な色数を誇り、本社(近くの)倉庫に在庫しており、クイックなデリバリーに対応。こちらも半年間で1万メートルを超える数量をご利用いただきました。
もうコメントが必要ないほどレディースアパレル様に幅広くお使いいただいている、YKKの誇るエレメント、縫い目が表地にでないファスナーです。豊富な色数、下止めが自由に動かせるサイズフリー感、非常に重宝されておりますね。こちらは半年間で2万本近い数量が出ました。
それにしても、ベスト5にファスナーが2種類、やはり強いですね。
第2位_パッキン(パッキン ポリエステル製(ノンホルマリン))
Theフゾク!! 見えないところで活躍している、まさに縁の下の力持ち的存在。派手さはないですが、当然と言えば当然の結果かもしれませんね。すべてのドットボタンに使用されると言っても過言ではないと思います。
こちらが半年間で約3万弱個。多くのアパレル様にご愛用いただいております。
生えある第1位は、17型4つ穴貝ボタンになります。こちらはメーカーにより品番が若干異なるため、1704というよりは、まさに”17型4つ穴ボタン”としてになりますが、合算して、こちらは3万個超という結果に。
天然素材、お求めやすい価格、幅広いサイズ、レディースアパレルに向いている、などなど様々な要因があるとは思いますが、本当にたくさんご利用いただきました。
いかがでしたでしょうか。「うんうん、そうだろうな」だったり、「へーこれがねー」だったり、もしかしたら「え?これが!?」だったりと、色々なご感想があるのでしょうか。
しかし、何はともあれなにかのお役に立てば幸いですし、これからの半年間も楽しみにしていただければと存じます。乞うご期待!!
冒頭の日経新聞でも話題に出ましたが、原材料、運搬費、人件費など様々な費用が高騰しており、ご承知の通り、そこに円安も加わり輸入品はさらなる上昇となります。
上記の販売数量の4位にも入っておりました12匁羽二重やそのほかのシルクも、今までは在庫分で賄っていたため円安の影響は受けていなかったのですが、次回納品分からはその影響をモロに受け、さらに、国内で染色している、その染料も上がっているとのことで、企業努力は継続して行っていきますが、値上げのお願いをさせていただくことになりそうです。その際は追ってご連絡させていただきますが、何卒上記事情をご賢察の上、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
いかがでしたでしょうか。
上記でご紹介させていただきました商品含め、アパレル資材をお探しならアパレル資材BtoBサイトApparelXへ!
大ロットでのご注文をご検討している、又は法人担当からの連絡をご希望されるお客様はオークラ商事問い合わせページまで!
全国展開のオーダースーツ店にて2年間修行後、服飾資材の道に。
特にスーツ(重衣料)の事ならお任せください。