ワイシャツやブラウスで使用される代表的な平織生地。
素材にコットンが使用されることが多いが、ポリエステルとの混紡糸が使用される事も多い。
主な使用用途がシャツ・ブラスであるため、シルクのような光沢を出すシルケット加工や、洗濯による縮みを防ぐためのサンフォライズ加工が施されているものもある。
糸は40番手の単糸、または60番手の双糸以上の細さの糸を使用しているものを指すことが多い。
経糸の本数が緯糸の本数より多いが、細番手の糸を使用しており、打ち込みも密なので、ポプリンほど横畝は出ず、さらっとした表面である。
光沢がありサラッとした肌触りが特徴。
特に100番手以上の糸を使っているブロードは、光沢感も増し、高級感が増す。また高番手になるほど、一般的に生地の単価も高くなる。
これは、細番手の糸を作るためには、繊維自体の長さも必要になり、希少性の高い超長綿が使用されるためである。
特に高番手の双糸使いのブロードは、光沢感もありつつ、生地のハリ・コシなどがあるため、高級ドレスシャツなどで使用される。
シャツ
ブラウス
ブロードのほうが、ポプリンよりも高番手の糸を使用される。そのため、ブロードの方が糸の密度も高くなる。
厳密な定義は無いが、ポプリンは、20番手〜40番手の単糸使いが多い。
また、ブロードクロスはアメリカの呼称で、英国ではブロードもポプリンもポプリンと呼ばれる。
シャツ生地に関して、技術力を高める、または技術力を発信するためにどこまで細い番手の糸で生地が作れるかが、話題になることがあり、300双の生地を使用したシャツも市販されている。(高級シャツ生地で、通常120双ー200双)
言語 | 翻訳 | 備考/ 注意点 |
英語 (US) | broadcloth | |
英語 (UK) | poplin | 英国圏では、ブロードとポプリンの区別は特に無い。 |
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セレクトショップでの販売やオーダースーツの採寸や縫製に携わってきました。
2020年に女の子が生まれました。日々の成長を楽しみに仕事しています。