新年あけましておめでとうございます。2023年は大変お世話になりました。2022年を振り返りつつ、資材やデリバリ状況についての最新の情報をお届けします。
すでに問題意識を持たれているアパレルさんも多いですが、2023年も引き続き、在庫がタイトになっていきそうです。価格については前回ほどのインパクトはないにせよ、少なからず値上げも起きてきそうです。
キュプラの生産開始の知らせは来ているものの、未だ見通しが立っていないですし、ポリエステルも需要が増えたことにより、在庫切れの色が目立ってきています。また人手不足により生産機器の稼働率が落ちており、供給が間に合っていないのが現状です。弊社在庫品であるT6022(ストレッチ)や、2001(タフタ)も色によって在庫切れが起きております。
裏地に比べれば接着芯は穏やかですが、メーカー在庫は薄くなっています。とくにWや色物については非常にタイトな状況です。商品・色によっては納期が1ヶ月以上かかる場合もあります。
ファスナーは1月に値上げの予定があります。テープ部分のNATULON化が進んでおり、YKKのSDGsへの取り組みが進んでいます。納期については、早まったり遅くなることはなく、注文状況によって通常納期が前後するのは変わりません。
ボタンやリボンなどは上記の付属に比べてまだ安定的ですが、回転率が悪い商品などは廃番になる方向で動いており、手配時に在庫がもうない状態もあります。
弊社として出来ることとしては、受注予測をしながら、メーカーとコミュニケーションを取りながら、適切な在庫管理で在庫を切らさないようにしていきます。また、サンプル手配時にも廃番予定がある場合はしっかりとお伝えさせていただきます。
また安定的に供給できるような裏地などを新たに在庫を現在検討中なので、改めてご提案させていただければと思います。
2022年は新型コロナウイルスの影響が起き始める前の水準を超えていくという年でしたが、トラブルも多く、ご迷惑をおかけした1年でした。
裏地については上述の通り、4月の旭化成の火災から、日々キュプラの在庫がなくなっていくため、ご希望の色を揃えることが出来ず、似寄りの色を提案するというやりとりが非常に多かったです。また、その影響でポリエステルも在庫がタイトになっており、量産時に似寄りをお探しするという業務が以前に比べて遥かに多かったと記憶しています。
ただ、キュプラ不足から、お問い合わせをいただく機会も増え、弊社のオリジナルキュプラジャガードのAKXシリーズなどをご使用いただくアパレル様との取り組みも始まりました。
今思い出せば大変な一年だったと、毎年言っている気もしますが、2023年もお客様第一を胸にお役に立てるようチーム一丸となって精進してまいります。
サンプルで次のAWに来そうなのがツイードです。
ファインテキスタイル 3457 スラリットモール ファンシーツイード
続いて裏地で、先上げ用、サンプル用、量産用で最も出荷していたのがこちらです。
7100Sはまだ比較的在庫がありますね。
是非ご一読ください。
今年は初めて七五三の写真を撮りました。以前スタジオで撮影したときはどうしても料金体系や写真が気に入らず、今回はLOVE GRAPHというサービスを使って近くの神社に出張して撮影してもらいました。
顔はイマイチですが、170枚ぐらいの写真を撮ってもらえて、とても良いサービスだと思いました。
是非今後撮影の予定がある方がいらっしゃれば、ご検討いただければと思います。
2022年は大変お世話になりました。2023年もお客様第一という理念のもと、精一杯お役に立てるよう、尽力してまいります。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
ApparelX News編集長。
レディース・カジュアルブランドのデリバリ業務を経て、現在は、アパレル資材BtoBサイトApparelXの運営をしています。自分自身が分かりにくかったことや、役に立てる情報を発信していきます。