こんにちは。
ApparelX News編集部の尾崎です。
今回は、日本を代表する芯地メーカー、日東紡のリサイクル芯地についてご紹介します。
芯地は外からは見えないものですが、本当にサステナブルな1着を作るためには、芯地などの副資材もサステナブルであるべきと考える方々もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に最近は、1着を作る過程でどれだけ環境に負荷をかけているかを明らかにするブランドも出てきています。
ということで、サステナブルな芯地をお探しの方は是非ご一読ください!
目次
今回ご紹介する日東紡のリサイクル芯地、JECシリーズの特徴は、以下の4点です。
①基布すべてにリサイクルポリエステル糸を採用
基布部分には、100%リサイクルポリエステル糸を使用しています。
ご存じの方も多いかもしれませんが、リサイクルポリエステルとは、ペットボトルや衣料品などポリエステル原料のものを回収し、再び繊維に加工されたもののことを指します。
②一般的な加工糸芯地と同等の性能
一般的な加工糸芯地と比べ風合い・接着力等の性能面はほぼ同等で、汎用性があり、様々なアイテムや表地に使用が可能です。
③Solution-Dyeing(原着糸)を使用
原着糸とは、繊維の原料に、顔料や染料などの色材を加え、着色された状態で製造される糸のこと。
その原着糸を使用しているため、染色工程がなく、水やエネルギーの消費量やCO2排出量を減らすことができるなど、環境に大きなメリットがあります。
④エコテックス取得済
エコテックスとは、以下のようなものです。
350種類以上の有害化学物質を対象とする厳しい分析試験にクリアした製品だけに与えられる世界最高水準の安全な繊維製品の証です。 日本はもちろん、欧米やアジア地域を中心にあらゆる国の規制に対応する国際的な安全基準です。
環境ラベル等データベース
厳しい検査もクリアしており、安全・安心な製品です。
それでは商品をご紹介します!
JECシリーズの中で最もデニール数の低い商品。
同じ日東紡のON2000という品番のリサイクルポリエステルバージョンです。
152CMの広幅設計で、コストパフォーマンスに優れています。(JECシリーズは全て152CM巾)
適するアイテム:ブラウス・シャツ、ボトムス、ニット等
上記以外にも様々な素材、アイテムに使用できる、汎用性の高い芯地です。
こちらはJEC201Wより少し高い30デニール。
ON3000のリサイクルポリエステルバージョンです。
適するアイテム:ジャケット・ブレザー・コートの身頃、ブルソン・ボトム
こちらは50デニール。
OMU5000のリサイクルポリエステルバージョンです。
適するアイテム:ジャケット・ブルゾン・ コート ・ボトム等重衣料素材全般
こちらは、JECシリーズのなかで最も厚みのある75デニール。
同時に風合いも、シリーズで最もハードなものになります。
適するアイテム:ジャケット・ブルゾン・ コート ・ボトム等重衣料素材全般
いかがでしたか。
今回は日東紡のリサイクル芯地をご紹介しました。
芯地までサステナブル素材を使用しているブランド様はまだ多くはないかもしれませんが、今後「サステナブルである」ことがアパレル業界でもっと当たり前になっていけば、副資材までサステナブルであることの重要性は高まっていくと思います。
是非今のうちからお試しいただきたい、イチオシの商品です!
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リサイクル芯地をお探しの方はApparelX リサイクル芯地のページへ!
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2022年5月にオークラ商事へ入社。
現在資材のデリバリを中心に行っております。
ファッションが大好きなので、ファッション好きの観点から色んな情報をお届けします!