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クイックロンとその加工(コーナーカット)について紹介します!

ApparelX NEWS 編集部の佐々木です!

今回はクイックロンについての紹介、発注時の注意や、クイックロンの加工について紹介します!

クイックロンとは?

“クイックロン“はYKKが製造している面ファスナーです。
1981年に登場したため「マジックテープ」ほど知名度はありませんが世界のYKKが生産しています。
ノーマルタイプのものから特殊なものまで様々なラインナップがあるのも特徴です。

面ファスナー、分類について詳しく知りたい方は↓のブログを参考にしてください!

!発注の注意!

基本的にはフックとループで品番が分かれていますのでフックとループの2品番を選んで購入する必要があります。

品番によってはフックとループ両方の機能を果たす品番(4QNN-N)もありますのでそれは1品番のみの購入でOKです。

ちなみにクイックロンとだけ発注書に書くと1QNN-N×2QN-Nの標準タイプの組み合わせかと思いますので明確な指示がある場合は必ずフックとループの品番を記載しましょう。

品番紹介【フック】

1QNN-N(標準タイプ)

標準タイプのフック(突起の面)になります、ループ品番とセットで使用します。

使用用途としてはベビーウェア、ポケット、カバンなど多岐にわたります。


1QS-N(ソフトタイプ)

ソフトタイプのフック(突起の面)になります。標準タイプよりフックの線が細くなっており、よりベビーウェアなどに適しています。

ループ(メーカー推奨品番は2QM-N)とセットで使用します。

品番紹介【ループ】

2QN-N(標準タイプ)

ループとセット(メーカー推奨品番 1QNN-N )で使用します。

輪状のパイルを構成する繊維が収束しています。
せん断、剥離の耐久性に優れているタイプになります。

2QM-N(モヘアタイプ)

ループとセット(メーカー推奨品番1QNN-N1QS-N )で使用します。

輪状のパイルを構成する繊維が収束しています。
せん断、剥離の方向性も少なく、かつネバリもあるタイプです。


このほかにも・・・・

上記に上げた品番は代表的な品番になりますのでこれ以外にも素材違いなどで品番があります。
物によっては受注生産、生産ロットがかかるものがありますので、お問い合わせ、ご確認ください。

加工について

クイックロンを長いまま使う方はあまりいません
カットして納品してほしい・・・という方もいるのではないでしょうか

ハサミカット

4CMでカットなど、希望の長さにカットします。
カットロスが発生する可能性があります。

●ロット


最小1Mを購入する必要があります。

●納期

サンプル数枚であれば数日、量が多い場合は相談ください。
YKK工場で生産する場合は下記のコーナーカットのロット、納期に準じます。(フラットカット【FC】)

YKKのフラットカット

コーナーカット

角を丸くして希望の長さでカットします。

CR06

CR13-FC

CR02

の3種類あります。

●ロット

20枚以上から発注可能です

●納期

工場生産となりますので納期3週間~4週間かかります。

まとめ

クイックロンとその加工についてまとめてみました。

最近サンプルでコーナーカットの問い合わせを受けてコーナーカット初めて知りました。

納期が思ったよりかかったのでサンプル分はお客様の方で手でカットすることになりましたが、
やっぱりYKK系は納期がかかりますね・・・。

可能であれば納期に余裕を持っておいた方がよさそうです。

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