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ボタンの素材について

メンズ・ユニフォーム担当の高橋です。

前々回にボタンのメーカー紹介、前回はボタンのレーザー加工・メタルボタンの別注について書きました。

今回は、ボタンの素材や注意点について説明をします

主にプラスチック素材、金属素材、天然素材がメインになりますのでこちらを中心に書かせていただきました。

天然素材

貝ボタン

原貝は主に南方諸島で取れます。生息地によって品質が別れます。

白蝶貝、黒蝶貝、高瀬貝、茶蝶貝、あわび、アコヤ、メキシコなど貝の種類が名称になっている場合が多数あります。(タカセ17,白蝶17、黒蝶17にアルファベットを付けている場合が多いです )

同じ貝を黒く染色したり、白くしたりするのではなく、貝の種類が違います。

また、きれいな表面を使わずに、わざと裏面を使用する場合もあります。

染色について・・・染色は特殊な方法で可能です。若干、コーティングするような感じになりますので風合いなどの変化がありますので、加工の時は気をつけてください。

注意点・・・プレスやクリーニング作業で欠けたり割れたりすることがあります。丁寧に扱ってください

SW17ST17SB17、裏使いボタンSSO6, SSO16など

革ボタン

細く切って編んだバスケット型と一枚の厚い革をプレスで型押ししたものがあります。

ジャケット、トレンチコートなどに使われることが多いボタンです。

注意点・・・クリーニングで形が崩れたりと塗装が落ちたり、また石油系のドライクリーニングで表面の塗装が溶ける事があります。

ナットボタン

タグワ椰子の実から作ります。

実を削るときれいな象牙色が現れるので、アイボリーナットとも言われています。

染色しても表面の木目が美しく、また耐熱性にも優れています。

水牛ボタン

水牛の角を材料にしています。原産国はインドやヨーロッパが多いです。

昔は、水牛の角は放置されていることが多く、入手が簡単だったらしいです。

今は、入手が困難になっています。

色がBK・DBといわれる濃い色の水牛はまだ入手が出来ますが、色の薄いLBは入手困難になっています。

注意点・・・アイロンやプレスのスチームでツヤ落ちが起きることがあります。縫製工場やクリーニング店でツヤが落ちる場合はボタンにカバーなどをつけてください。納品された時につや消しのボタンになっていると相談を受けたこともあります。 要注意です。

金属素材

真鍮・メタルキャスト・ダイカスト

上記の素材は、塩素サラシ不可です。

海外縫製の商品や毛製品に使用する場合は、錆びる恐れもありますので、クリアー塗装加工をした方がいいです。

メタルキャストはダイカストに比べて重く柔らかく、衝撃などに弱い傾向がありますが通常の使用には問題ありません。

キャストOBU4917 , ダイカスト DM2222, 真鍮 MA1000

プラスチック素材

カゼイン

牛乳(動物性蛋白質)が原料となる素材です。

見た目がソフトで、ウール、コットンなどの天然素材の洋服に使用するといいと思います。

プレスやアイロン使用による耐熱、耐衝撃、耐薬品性に優れています。

注意点・・・通常の状態ならば強度は問題はありませんが、吸湿性・吸水性が大きな素材のため、

洗濯機の洗濯液などに長時間つけていたりすると柔らかくなったり、壊れやすくなります。

LH1196, LH1022, S13

ナイロン

弾性があり、衝撃で割れることはほとんどありません。

耐摩耗性、耐薬品性などもすぐれていますが、強酸には弱い性質を持っています。

メッキパーツとの組み合わせボタンとしてよく使用されます。

レディース服ボタンに適しています。

注意点・・・アイロンやプレスなどの仕上げで温度が高すぎると熱で変色したり溶けることがあります。

アクリル

透明性が良い素材です。

ワンピースやブラウスによく使用されています。

耐熱性の点で通常の沸点状態での染色には耐えられないため、着色についてはほとんど原色で作られています。

耐光性には優れています。

注意点・・・ひび割れや変形が起きるので染色には適していません。

アイロンやプレスなどの仕上げで温度が高すぎると熱で変色したり溶けることがあります。

MR2GK MR2SK

ABSメッキ

軽いメッキ素材として金属素材の代わりに幅広く使われています。

ブラウスなどの軽衣料や他の素材を組み合わせてよく使われています。

サービス系ユニフォームなどでたまに質問を受けますが、ABSメッキとメタルボタンのメッキでは、メタルボタンの方が高温でメッキしますので、メタルボタンの方が頑丈にメッキされています。

注意点・・・海外縫製の商品や毛製品に使用されると錆びる恐れがありますのでクリアー塗装加工をしてください。

メッキ商品は漂白剤の使用は出来ません。特に塩素系漂白剤は酸化力が強いので避けてください。

業務用(高温)洗濯洗剤には塩素系漂白剤が含まれる場合があるので、特に注意です。

A370

ポリエステル

耐熱性、薬品性に優れた素材です。

貝調、ナット調、水牛調、パール調など天然素材の様々な模様が再現できます

ナット調ボタン VT98,VT79 水牛調ボタンVGN1018,VGN1017,VT134 貝調ボタン VGR2110

ユリア

耐熱性、耐光性に優れています。

耐薬品性は良好ですが、強酸、強アルカリには弱い性質があります。

原色品のため堅牢度は良好です。(染色は出来ません)

注意点・・・ホルムアルデヒドを含んていますので2才以下の乳幼児の下着、寝衣類には使用しないでください。

長時間皮膚に触れますとかぶれる恐れがあります。

漬け置き洗い(一夜)されますと割れる事があります。

BF1, BF101

エポキシ

接着性に優れているため、注型・注入剤として使用があります。

ABSメッキや金属メッキ土台上に流し込んで使われることが多い素材です

エポキシ樹脂自体は、耐酸、耐アルカリ、染色性にもすぐれアイロンの熱などにも強い素材です

注意点・・・クリーニングは塩素サラシは使用しないでください。

SBC4252 AY6253

まとめ

素材によるデメリットを注意点として書かせていただきました。

レンタルユニフォームなどの特殊洗いをしなければ、ボタンが壊れることはほぼ無いと思います。

クリーニングで壊れる場合もアイロンやプレス加工などに場合に割れや欠けることがあります。

特に天然ものは強度が弱いのでクリーニング時は気をつけてもらってください。

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