スーツ・ジャケットの定番ボタン！日東ボタンのスコッチボタンとは？

ApparelX NEWS 編集部の佐々木です！

最近はすっかりと暑くなりましたね。夏用スーツの活躍する季節です。
今回はスーツやジャケットでよく見かける定番ボタン、スコッチボタンについて書きたいと思います！

スコッチボタンとは？

ボタンメーカー、日東ボタンを代表するボタンブランドです。
ユリア樹脂を原料として本物の水牛のような微細な柄、色合いを忠実に再現しており、本物の水牛ボタンよりも安価に大量にご提供できるところから、長く愛用されています。

日東ボタンってどんなメーカー？

日東ボタンは1949年の創立以来70年、合成樹脂(ユリア樹脂及びポリエステル樹脂)素材のボタンを製造、販売しているボタンメーカーです。

サトウキビの絞りカスを原料としたバガスボタン
ユリア樹脂の耐熱性を改良したアミノボタン
ポリエステルの特性である透明感と流体性を生かしたユニコンボタン
などのボタンブランドを展開しており、
その中でもスコッチボタンは今や世界中でユリア素材ボタンの代名詞として有名で、長く親しまれています。

国内生産による高い技術力持ち、機能性、ファッション性、に優れ、環境にも配慮、社会ニーズに対応したものづくりを進めています。

ユリア樹脂とは？

ユリア樹脂とは、尿素とパルプなどを混合して乾燥させた樹脂で別名尿素樹脂とも呼ばれます。
元の色は乳白色で半透明で着色が容易ですが、原料段階で染めるため、後染めはできません。
色を練り込んで粘土のようにボタンの柄を作ります。
耐久性、耐熱性も優れているので、ユリア樹脂で作られたボタンは軍服などにも使用されていました。

ボタンの素材についてもっと知りたい方は過去記事、最もよく使われるボタンの素材～ポリエステル・ABS・ナイロン・ユリア～をご覧ください！

スコッチボタンのここがすごい！

バイオマス30認証取得！

バイオマスマークとは、生物由来の資源(バイオマス)を利活用し、品質及び関連法規、基準、規格等に合致している環境商品の目印です。

スコッチボタンは一般社団法人日本有機資源協会の指針に基づいた「バイオマス度30％以上」の認証を取得したエコ商品です。

バイオマス度とは、製品中のバイオマス（植物由来）原材料の割合を示すもので、高いほどCO2の削減につながります。

水牛ボタンと瓜二つなのに安価で大量生産可能！

水牛ボタンは、原料である水牛の角が取れなければ生産ができませんし、天然物で高価です。

しかし、スコッチボタンは本物の水牛のような微細な柄や色合いを忠実に再現しながら、本物よりも安価に大量にご提供できます。

品番紹介

SCOTCH 160

1978年に発売し「スコッチボタン」の名称で親しまれているSCOTCH160はオールマイティボタンとしてあらゆるニーズにフィットする定番商品です。

色展開は20色、サイズ展開も11.5mm～28mmと豊富でジャケットやコート、パンツなど様々な用途にお使い頂ける人気商品です。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

スコッチボタンのことは以前から知っていたのですが、エコにもこだわった商品だということは初めて知りました、サスティナブルですね･･･！

水牛ボタンと見分けがつかないくらいそっくりなのに安価で、エコにもこだわっているスコッチボタン、ぜひご利用ください！

ボタンのご注文はアパレル資材BtoBサイトApparelXを是非ご利用ください！

佐々木

ApparelX NEWS 編集部
某手芸屋さんの店員だったり縫製工場にいたりしました。
現在はデリバリ業務を中心に行っています。
自分が知ったお役立ち情報や商品をたくさんシェアしていきます！！