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【メンズジャケット】ものづくり奮闘記 ~後編~

みなさんこんにちは、ApparelX News編集部のタカユリです。

前編に続き、メンズものづくり塾の様子をクライマックスまでお伝えします!

どうぞお楽しみください~

トワルフィッティング

前編で出来上がったトワルを、モデルに合わせてみて変なシワができていないか、チェックしていきます!

男性参加者は参加者自身で着る人、女性参加者はモデルに着せた写真を持参するか、もしくはモデルを招待するかのパターンに分かれました。

自分の引いたパターンがどこまで合っているか、ある意味答え合わせのような時間ですね。

チェック中は先生の解説を聞きながらワイワイ質問が飛び交い、さらに先生が解決していきます。

一番最後の順番だったタカユリは、モデルを招待してその場で着てもらいました。その様子がこちら↓

見えづらいですが、モデルの背中側から柴山先生がチェック中です。

どうですか?なかなかサマになってません?笑

先生のチェック中、モデルが着用している完成したトワルを見ていたら、達成感に加えてなんとも誇らしい気持ちが湧いてきて、ちょっとうるうるしてしまったのはここだけの話。。。

きれいな肩のラインを演出するには肩パッドが必須ということを、改めて実感しました。

パターンの補正

先生のチェックのあとは、それぞれのパターンの問題点や課題を先生に修正してもらいます。いかり肩や鳩胸など、モデルに合わせた形にするのでどこをどう直すか、逐一先生に教えてもらいます。

私のトワルの問題点は、①袖が短い、②ウエストがゆるくてシワがでる、の2点でした。

ということで先生に修正してもらったパターンです。柴山先生が鮮やかに赤い線で重ねてくださいました。

ところで、前編にて盛大にミスってしまった胸囲の採寸ですが、パターンで測ってみるとむしろ大きいくらいに仕上がってました。もはやミステリーですが、まあ、幸運の女神が微笑んでくれたということにしておきましょう。笑

その後、流れとしては補正の入ったパターンで再度トワルを作り直し、少しずつ修正を加えながらモデルにフィットするパターンを仕上げていきます。

その仕上がったパターンを基に、今度は裏地や見返しのパターンを引いていくので、まだまだパターンとの格闘は続いていくのです…

ApparelXで扱っている、トワル制作におすすめなシーチングも併せて御覧ください!

修了式

パターンを一通り仕上げ、ついに修了式!

初日同様、縫製コースの人たちと合同で一人ひとり修了証を受け取っていきます。

今回の縫製コース参加者は、講義内で仕上がったジャケットを着用して登壇したため個性あふれるジャケットが並び、さながらファッションショーのようでとても素敵でした!

その後は、美味しいイタリアンでお疲れ様会♪

ここまで頑張った労をねぎらったり、互いの業務について教え合ったり、、講義を受けていたときとは違う、和やかな雰囲気が終始漂って楽しいひとときとなりました。

柴山先生からの最後のメッセージを神妙な顔で聞く参加者たち(お説教ではないです!笑)

先生が着ているようなジャケットをつくってみたい方は、こちらの生地がおすすめです。

塾を受けてみて

いかがでしたか?

未知との遭遇から始まり、大小様々な壁にぶち当たりながらの塾が終わりました。

振り返ってみると、「辛い、しんどい」とこぼす瞬間は(そりゃもう!)幾度もありましたが、「もうやめたい、諦めよう」という選択肢は浮かびませんでした。チャンスを貰ったのだからという表面上の理由ではなく、「もっとパターンを知りたい、わかるようになりたい」、「服作りって楽しい、面白い」というとてもシンプルな好奇心、知的探究心が原動力だった気がします。

今回学んだパターンの引き方は、ジャケットづくりの工程でいうとまだまだ始まりに過ぎません。

プロの現場で働く人達が日々何を見て、何を考えているのか。その人達を支える資材商社の人間として、何を提供していくのか。プロフェッショナルの視点や思考を少しでも共有する経験を得られたことは、黄金にも勝る価値の財産を成したことと同じこと。

塾で得た経験をどんなふうに活かしていくのかが、今後の私の課題といえるでしょう。

メンズものづくり塾を通してちょっぴり逞しくなったタカユリの、次なる挑戦にご期待ください!

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