【最速】2025SS VANCETの展示会レポート！

2024年5月29日生地

ApparelX News編集部の山善です。

今回は2024年5月29日〜30日に開催されたVANCETの展示会で見てきた生地や、個人的に感じたVANCETの方向性などを記事にしましたので、是非お読みください。

展示会の主要なテーマ

自社で立ち上げたブランドの認知の拡大が最も大きなテーマだったと感じました。

どうしてもVANCET＝安いや、VANCET＝資材のイメージなどがついている方がいるので、そこからの脱却を図って、展示会の雰囲気もかなりオシャレな感じで、開催しています。

Recottia®は再生ポリエステル糸を使用して天然素材の風合いを実現したシリーズです。コットンの風合いはほしいけど、ポリエステルの特徴である強度や発色性、堅牢度や様々な加工を併せ持った生地が特徴的です。

上記のシャツはRecottiaシリーズの生地で7591という品番です。このようにポリエステル特有のシャリ感が見えない自然な風合いの洋服に仕上がっています。

読み方はシンプレミアで、天然素材を使用してシンプルですが、着心地を重視したただの生地ではない、こだわりの生地シリーズです。

上記の生地は1265という品番で、適度なハリ感とコットンとは思えない触り心地で天然素材を主としたブランドでもいつもと違ったアイテムを作れるのではないかと感じさせてくれる生地です。

Naturemier®はナチュレミアと読みます。こちらは天然素材のように見えるが合成繊維の粋を集めた機能性を持ち合わせたシリーズです。

上の画像は7632という品番で新商品になります。ポリエステル100％で、メランジ感のある表情とさらさらとしたドライタッチが、リネンのような清潔感を感じさせてくれる生地です。適度なストレッチ性もあり、シワになりにくく、吸水速乾性やUVカットの機能ももっており、まさに春夏にもってこいの生地です。

前回ぐらいの展示会から始めたようなのですが、新作の生地の展示がされていました。これは現時点では在庫を持っているわけではなく、この展示会での来場の反応を見た上で、在庫するかしないかを決める生地です。

実際にはピッキングシートの記入数や、担当者が実際にヒアリングしたお客様の生の声などを参考に新作への評価がされ、定番商品化していく流れとなります。

通常の生地コンバーターさんだと、当たり前にあるこのコーナーですが、私の感覚ではVANCETさんがこのような形式をとっているのがとても新鮮で、冒頭に書いたように、既存イメージを脱却し、どんどんアパレルさんにも使っていただけるような商品を作っていくという姿勢を感じました。

色々なお客様にご使用いただいているVANCETの生地ですが、製品化されているアイテムを拝見していくと、めちゃくちゃ良いなと思うことばかりです。個人的には以前の大阪の方が名付けていたといわれる「最もナウな素材です」という一文の復活を希望しています。(分かる人いますかね？)

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ApparelX News編集長。
レディース・カジュアルブランドのデリバリ業務を経て、現在は、アパレル資材BtoBサイトApparelXの運営をしています。自分自身が分かりにくかったことや、役に立てる情報を発信していきます。