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【水牛ボタン とは?】極めるなら知っておきたい、天然の色気漂う高級感が魅力的な本水牛(HORN BUTTON)の世界


毎度!メンズ担当の武田です!

初心に立ち、本水牛ボタンに関してご紹介致します。

アパレル従事者の方であればその存在は周知のものだと思いますが、掘り下げていくと色々と新しい発見があったりします!
商品の紹介を交えながら、「水牛ってなんですか?」「こんな背景があったんだ!?」と少しでも皆様にプラスになるような情報を発信できれば幸いです。





What’s HORN BUTTON

水牛ボタンとは…

一般的に、水牛の【角】を原料とした天然素材を使用したボタンになります。

樹脂ボタンには表現できない、1つ1つ 水牛独特な風合い、天然素材だからこその柄や色の濃淡の違いが表現され高級ボタンとして昔からテーラーやコレクションブランドに多く使用され、今ではカジュアルアウターなどにも人気が高く、拘るブランドは別注で形や刻印を入れたりと、違いを生み出すボタンとなっています。


水牛の角

日本で生産される水牛ボタンの原産地は、主にインドを中心とした東南アジア産が多く使われているそうです。他にもアフリカや南米産などがあります。

水牛の角はボタン以外にも、服飾資材ではトグルボタンやバックルなどにも多く使われており、他には印鑑やクシ(コーム)など様々な商品に使われているかと思います。

水牛の角は一生伸び続けるようですが、根元の方の部分は空洞になっており、一般的なボタンの原料には使えてもトグルや印鑑の材料にはならないようです。


水牛ボタンの製法や種類

ボタンにできる原料の角(のパーツ)は、大きく分けて2種類に分けられます。

タツ

虎柄のように筋柄を持ち、角を輪切りにし、サイズに応じて中川をくり抜いて作られます。

品番 : 本水牛 タツ


板(イタ)もの

刷毛目のようにな数字柄を特徴に持ち、角の空洞部分を切り開き、板状にした後にサイズに応じてくり抜いて作られます。

品番 : 水牛イタ


水牛のカラー

色も鮮やかなのが特徴の一つです。

基本色は黒 / 茶 / ベージュ の3色になります。薄い色ほど価格が高価になり、使い勝手の良い黒が1番安価になっております。そこに独特の柄や風合いが混ざり合い、1つとして同じものが無い 唯一無二のボタンになります。

完全なる天然素材の仕様により、色や柄にかなりバラツキがある事があります。サンプル帳で1度見たからと油断してはなりません!それも水牛ボタンの良さではあるのですが、カラーの統一に重きをおいている方は要注意していただきたいです。

参考画像 : 極端に分かりやすいものをピックアップしましたが、全て同じカラー番号になります。ご注意下さい!!!



水牛ボタン 応用編

実は水牛ボタンには角以外にも種類があったり、特殊な種類もあるのです。

ボタンの王様「株式会社 アイリス」が打ち出しているシリーズ

ビアンコ(BIANCO) シリーズ

こちらは厳選された本水牛のBONE(骨)を原材料に作られているボタンになります。風合いはマットな仕上がりで、染色専用のボタンになっております。


ガラリッテ(GALALITHE) シリーズ

こちらは角でも骨でも水牛でもなく…牛乳を使用して作られているボタンになります。ドイツで開発され、今では1社のみの製造とのことでかなり貴重なボタンになっています。こちらも染色専用のボタンになります。




まとめ

個人的には水牛ボタンの唯一無二感が好きです!今回紹介し、今まで名前だけしか知らなかったり、そこまで深く知ろうとしなかった方も興味を持っていただけたら大変嬉しいです。使い方・色・形で洋服の表情を変える事ができるのは天然素材に限ります!他にもSHELLやNAT・WOOD・LETTERなど様々な素材がありますので、またご紹介できればと思います!



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