こんにちは。ApparelX NEWS 編集部じゃすみんです。本日はタイトル通り、皮革製品用のミシン糸についてお客様より質問をいただきましたのでまとめてみようと思います。
ボンド糸とは皮革製品の縫製によく使われる糸です。ボンド加工という、糸に樹脂をコーティングする加工により、糸の耐熱性・耐磨耗性・耐久性・耐候性などをアップさせます。樹脂によって撚り合わさった糸同士が接着しているので、厚物生地やゴム系素材を縫っても糸割れせずに縫い目がきれいに仕上がります。
特にビニモMBTという製品は糸がほつれないように、中心を接着加工されており、
従来の樹脂コーティングによるボンド加工糸の欠点、コーティング剤の剥離によるミシンの目詰まりが起こりにくく、また、ほつれにくい糸の為、針への糸通しが容易です。
縫い上げ後に糸ほつれや糸抜けが起こりにくいので、
従来の糸より、美しい縫い目に仕上がります。
コンピューターミシンのような複雑な動きの縫い方をしても糸ほつれが起こりません。
フジックスさんではボンド糸のお取り扱いはないのですが、KINGポリエステルの40番手または30番手で縫うことができます。こちらは工業用ミシン糸で光沢のある風合いに仕上がる糸です。ボンド加工はないですが、ビニモMBTと比べるとカラーバリエーションが豊富です。
キングポリエステル以外にも、キングレザーミシン糸という糸でもレザーを縫えます。
キングレザーミシン糸とキングポリエステルの違いは、キングレザーミシンは家庭用ミシン用の糸であるということと、キングスパン糸よりも毛羽立ちがあるため、生地馴染みの良い仕上がりになるという点です。
それぞれの糸の特徴について、ご参考になりましたでしょうか。
2022年10月17日時点ではビニモとキングレザーミシン糸はApparelXに未掲載ですが、お問い合わせいただけましたら手配できる場合もございます。
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メンズフォーマルの部門で三年勤務し、現在はアパレル資材BtoBサイトApparelXのデリバリ関連の仕事と動画編集をしています。
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