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ドットボタンの選び方や、打ち方、打つ際の注意点について

レディースセールスのR佐藤です。

今回は、お持ちの洋服やバックなどで一度は目にしているドットボタンの取り扱い方のご紹介です。

弊社での取り扱いも多い 『モリトジャパン株式会社』の商品を使って進めていきます。

【ドットボタンとは】

専用のコマで打ち込んで付けるタイプのホックです。
上下それぞれ2つのパーツからなり、全部で4つのパーツからできています。
ドットボタンを打ち付けるには機械も必要です。手打ちのホックはうさぎなんて言う方もいらっしゃいました。

その打ち具にパーツに合わせたコマと言われるアタッチメントが必要がです。
このコマが合っていないと打ち付けることができません。

【選び方】

ドットボタンといっても種類があります。

その中からどれを使用するかを決めることになりますが、まずはそれぞれの特徴を知ることが必要になってきます。

薄い生地に脱着の強いものを使用してしまうと生地の強度がないために生地切れをおこしたり、厚い生地に足の長さが足りずちゃんと打てず、はずれてしまったりなんてこともあります。

どんな生地で、どんな使用をするかなどを考慮して選んでいただけるといいかと思います。
見た目がよくても、希望したものが使えない場合もあります。

下記のWEBカタログより製品のご確認ください。

MORITO WEBカタログ

【打ち方】

今回は、MORITOの5BXというパーツを参考にしていきます。その他の品番のものも基本的には同じ構造となっていますので参考にしてください。

オス側はキャップ(818A)と呼ばれる表にでるパーツとバネ(5BX-B)と呼ばれるパーツで上前に、メス側はゲンコ(5BX-C)と呼ばれるパーツとホソ(5BX-D)というパーツで下前につけます。

右より キャップ(818A) バネ(5BX-B) ゲンコ(5BX-C) ホソ(5BX-D)

上記の、パーツを下記のコマにはめて打ち込みます。

これが打ち具です。

打ち具にコマをまずはめます。今回は最初に上前(キャップ+5BX-B)を取り付けます。
取り付けるといってもねじ式のものと穴にはめるだけですので簡単にできます。
そこにパーツをセッティングします。

キャップ+5BX-B

打つ箇所、生地の裏表など確認しましたらプレスします。

次は、下前(5BX-C+5BX-D)です。
上前同様に、セッティングしてプレスします。

5BX-C+5BX-D

打ち込んだあとは、しっかりと取り付けられているか脱着をしてみて確認します。

キャップが回ってしまったりしてしまうのは、ちゃんと打てていないので再度、打ちこむか付け替えが必要です。
取り付け自体は比較的簡単ですが、打つ前に位置や場所、裏表などはちゃんと確認してください。

【注意点】

ドットボタンは生地に穴を開け、機械で打ち付けるため、打つ際には注意がいくつか必要です。

普通の生地の場合 ー 普通といっても現在は多種多様の生地があります。厚みも様々なので必ず試し打ちをしてください。その中でパッキンが必要であったり、使用箇所によっては生地が重なって厚くなりうまくうてないものなど使用状況で向き不向きが出てくる場合もあります。

薄い生地の場合 ードットボタンを脱着する際、生地に力が掛かるため、生地が破れてしまう、生地が抜けてしまう可能性があります。対策としてパッキンを挟むことで、人為的に生地に厚みを持たせます。さらに芯地を貼って補強すると安心です。

ストレッチ生地の場合 ー ストレッチ生地、ニット地の場合、打ち付けた穴が広がりドットボタンが抜けてしまうことがあります。この場合、テープでの補強、テンションをおさえる為に芯地を貼る、芯地を貼った上で打ち付ける部分の回りにステッチで補強するのもありです。

打ち付ける際に、段差のある場所に打ってしまうとパーツがうまくはまらないなど不具合のもとになります。

コマは使用するものにあわせたものを使う。

打つ際には、コマに同封してある見本のもので高さを調節して打つのが望ましいです。
(自動機の場合は、高さが合わず進めてしまうと機械に不可がかかって打ち機のほうに問題ででてしまいます。)

【その他】

今回は、MORITOのドットボタンを参考にしましたが、
ゴンドラ商事、YKKスナップファスナーなど取り扱いのあるメーカー様もありますので、
使い方や仕様にあったものを選んではいかがでしょうか。

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