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肩のラインから全体のディテールへ…時代をも写す、肩パットの世界

毎度!!!
と言いつつ初めての投稿になります。 APPAREL X 営業部の武田と申します。
今回は、奥の深い肩パットの世界についてご紹介したいと思います。

主に、ジャケットやコート、アウター類のディテールを左右する肩パット。 表現したいショルダーラインを追求すればするほど、悩まれている方も多いのではないでしょうか?

 

1.肩パットとは?

 
元々は、ファッションの為でなくアメフトやラクロス、ホッケーなどのコンタクトスポーツに使用され、当たった時に自分を守るものとして開発されました。
名称については「肩台」(パッティング)から語源がきていまして、型どおり丸くふくらませる事を意味します。
因みに、テーラーなどでは昔から「肩綿(かたわた)」とも呼ばれていたりもします。
 
今となっては、ファッションには無くてはならない存在になり、ショルダーラインの美しさは勿論、全体の保形性を高める事にもとても重要な役目を成しています。
 
 
 
 

2.多種多様な種類

 

・セットインパット

定番の肩先がストンと切られている肩パットです。
 
 
 

・セットイン 肩先丸パット

肩先が少し丸くなっているので袖山がソフトになります。裄綿との相性も◎肩先が多少丸くなっている方がアタリが出にくくキレイな仕上がりに!
 
 
 

・ラグランパット

ラグランスリーブ用のパットになります。
 
 
 

・セミラグランパット

セミラグラン用ですが、セットインにも使用可◯タレ部分が裄綿の役目にもなるので肩先がソフトに仕上がります。
 
 
 

・コンケープパット

肩のラインが湾曲し肩先が上にツンと尖った形状のショルダーラインに仕上げる為のパットです。
 
 
 

・くるみパット

生地で包つまれた、取り外し可能なパット。ショルダースナップなどを縫い付け使用できます。
 
 
 

・薄手パット

主張をし過ぎずに保形性を保つ役割をします。現在は使用アパレル様が増えています!
 
 
 

・ウォッシャブルパット

夏用のジャケット・洗えるアウターなどに対応した、洗い対応パットです。
 
弊社では別注で、お客様のご要望に合わせたパットも作成可能であります!
※ロットや価格などは営業までお問い合わせ下さいませ。
 
 
 
 

3.時代で見る、肩パット

 
スーツで言いますと…70年代にコンケーブショルダーの流行りがあり、80年代は厚めのパットを使い体格を大きく見せたり全体的に丸みを出したりしていました。
ウィメンズで言いますとバブル期80年代のボディコンやソフトスーツは、色の鮮やかさは勿論、厚手の肩パットを使用し強調したシルエットが流行しました。
最近ではパットを入れないノーパットジャケットがあったり、80年代リバイバルで敢えて厚手のものを使用したりと時代の移り変わりによって見せ方を変えています。
 
 
 
 

4.まとめ

 
サクッと振り返ってみましたが、やはり歴史も長く種類も多い事を再確認し、肩パット…奥が深いぜ!と改めて思い知らされました。
APPAREL X内でも様々なパットをご用意しております!是非ご覧になっていっていただければ幸いです。
 
御一読、有難う御座います。
 
 

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