ApparelX編集部のヤマヨシです。
今回は、ブランドネームを作りたいけど、まだそこまでのロットでは作れない。なんとか小ロットで作りたいブランド様向けの記事になります。織ネームとプリントネームの手配上の違いなども解説します。
ブランドネームはブランドを表したロゴのことですが、アパレル業界では、ブランドネームで、テープにブランドロゴがプリントされていたり、織られているものになります。織りネームやタグ、形状の変わったビスネームなどが様々な呼び方があります。
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織ネームとプリントネームの違いについては様々な角度で説明していきます。
ロットについては実は大差はありません。
100枚単位でも、どちらの手法でもネームを作成することは可能です。しかしながら次項で説明する通り、経済ロットという点では、織ネームの方がロットが大きいと言えるかもしれません。経済ロットと言われるものは織ネームで5,000枚、プリントネームでは1,000枚程度です。
もちろん量が増えれば増えるほど、安くなります。
価格は1枚あたりの費用に加え、型代がかかります。
型代はデザインによっても変わりますが、
織りネーム : 40,000円 ~ 50,000円程度
プリントネーム : 10,000円~15,000円程度
となっております。もちろん色を使ったり、細かいデザインにする場合は2型必要な場合もあるので、かならずデザインデータとともに見積もりをとったほうがいいと思います。
また1枚あたりの単価は枚数によってやテープの種類などによって大きく異るため一概には言えませんが、ざっと20円~50円あたりが相場かと思います。
次に手配の流れ、どのように進行していくかをお伝えします。
まずはロゴデータをイラストレーターなどで作成してください。この時重要なのは経験上2つあります。必ずアウトライン化するということと、®マークの大きさが小さいと大体潰れてしまうということです。
特にロゴの文字などに対して小さくなりがちな®マークは潰れてしまう場合があるので、予め自分で上にプリントしてみてちゃんと見られるかは確認すると良いと思います。
SHINDOやROSEなどの洋服に使うテープを使用するのもいいと思いますが、アパレル用ということもあり、割高です。こだわりのもの、例えばオーガニックコットンなどにしたい場合などはありですが、通常はネーム用のテープを使用します。サイズや風合い、色などを選ぶことができます。
サンプルは弊社で見ていただくことも可能です。ブロードやサテン、素材も綿・ポリエステル・ナイロンなど多種多様揃えております。
テープ状のまま納品することもできますが、その後縫いやすくするために、様々な仕上げをすることができます。
両端を織り込んだエンドホールドが最もポピュラーですが、ピスネームとして使うためのブックエンドホールドなどの仕上げもあります。使用用途に応じて決める必要があります。どこにつけるかが重要ってことですね。
上記の情報を揃えた上で、見積もりを依頼しましょう。枚数によって単価も変わりますので、事前に3種類程度の枚数のパターンで見積もりをとるのも良いですね。500枚、1000枚、2000枚など。
見積もりの回答は必要な情報に不備がなければ、遅くとも2~3営業日以内には回答がきます。
多くの場合、試作することも出来るのですが、試作代が1万円や2万円するので、施策せずに量産を走ることが多いです。事前にデータで出来上がりイメージをしてもらって量産をスタートするのがコスト的にはいいかなと思います。
ただ試作がない場合、事前に注意しなくてはいけない情報を伝えますが、基本的にはノークレーム扱いになるので、心配な方は試作するのがオススメです。注意しなくてはいけない情報とは、文字が潰れる可能性があることや、ラインがブレることがあるなど、様々です。
個人的にはロットなどの関係もあり、プリントネームばかり取り扱わせていただいておりますが、ブランドネームが出来上がるのを見るのはとても嬉しいものです。これが服について、販売されていくのだなぁと思うとものづくりを少しでもお手伝いできた気持ちになります。ぜひお役に立てることがあればお申し付けください。
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ApparelX News編集長。
レディース・カジュアルブランドのデリバリ業務を経て、現在は、アパレル資材BtoBサイトApparelXの運営をしています。自分自身が分かりにくかったことや、役に立てる情報を発信していきます。