こんにちは。
ApparelX News編集部の尾崎です。
先日、宇仁繊維さんの2025S/S展示会にお邪魔しました。
多種多様なテキスタイルを販売している宇仁繊維さんですが、今回の展示会でもトレンドのものから定番品まで、多くの魅力的な生地が提案されていました。
今回はそんな宇仁繊維さんの展示会の様子をご紹介します!
宇仁繊維株式会社は平成11年に創業し、日本の伝統や技術を活かした「小紋工房」で創作した生地を扱うテキスタイルメーカーです。
自社工場を中心とした協力工場で、日本製にこだわった生地を生産しています。
ドビー織機やジャカード織機を有する自社工場や、染色・プリントの協力工場との連携で全ての生地のメイドインジャパンを実現。
天然繊維・合繊繊維・プリント・レース生地など自社で企画し約40,000品種の素材の在庫を常時ストックしています。
きめ細やかな生産管理のもと、見本反であれば即納、現反も無地なら3日、プリントでも1週間で納品というスピーディーさを可能にしています。
今回の展示会では多くの生地が展示されていましたが、担当の方にお聞きした2025S/Sのテキスタイルのトレンドや方向性について簡単ご紹介します。
まず全体的な方向性ですが、お聞きしたところによるとテキスタイルのトレンドのスパンが長くなっているそうです。
例えばジャカードやシアー素材はここ数シーズントレンドでしたが、2025S/Sでも相変わらずトレンドとなりそうとのこと。
もしかすると、昨今アパレル業界でもサステナブルであることの重要性が強く謳われていますし、そうした流れからブランドや業界の方々もトレンドを長続きさせる方向にシフトしているのかもしれません。
日本でも最近は猛暑となる夏が多く、過ごしやすい春や秋の期間はどんどん短くなってきていることは皆さんも感じられているかと思います。
そうした気温変動はもちろん、人々が着る衣服へ影響を及ぼします。
今回宇仁繊維さんでは、2025S/Sの展示会ながら、気温が上昇している秋まで使えるような羽織り向けの生地を多く展示するなど、気温変動に合わせた商品を提案されていました。
トレンドのスパンが長くなっているとお伝えしましたが、2025S/Sでもジャカードは引き続きトレンドになる模様。
ちなみに宇仁繊維さんはジャカード織機の数を増やし、昨今の引き合い多さに応えられるよう体制を整えたそうです!
シアー素材も引き続きのトレンドとなるそうです。
ここ数年トレンドとなっていますが、毎年こう暑いとこのトレンドはある程度続いていくかもしれませんね…。
画像はその中でも注目度が高いというカラミ織り。
伝統的な織物ですが、透け感という点で来シーズンのアイテムにピッタリです。
こうした歴史ある技術が現代にトレンドとして打ち出され、今っぽく生まれ変わるのは個人的にもすごく素敵だなと思います。さすが宇仁繊維さんです!
何度も言っているように暑い夏ですので、生地が体に触れる面積は少ないほうが快適ですね。
今回の展示会では、「Wavy」というコーナーがあり、凸凹とした生地や表面感が特徴的な生地が打ち出されていました。
例えばサッカー素材などは夏のシャツ等に使用される代表的な素材です。
もちろん生地に触れる面積を少なくするという効果だけでなく、表面感が特徴的なものは見た目も魅力的です。
担当の方とお話しましたが、特徴のある生地だとシンプルなアイテムでも一味違った魅力を加えることができ、それも表面感のある生地がアパレル様に人気な要因の1つなのではないでしょうか。
それを「Wavy」というくくりとして提案しているのは、とても上手な提案の仕方だなあと感じました。
最後に、毛足の長いジャカード等生地も今回注目を浴びていたとのことでした。
こちらは特に引き合いが多いというカットジャカード。
高い技術も必要になるので、宇仁繊維さんのこだわりが実感できる生地だと思います。
毛足の長い素材は、やはりシンプルなアイテムでこそ存在感を放ちそうですね。
いかがでしたか。
今回は宇仁繊維さんの2025S/S展示会の様子をご紹介しました。
トレンドを的確に捉え、様々な魅力的な生地を提案する宇仁繊維さんならではの展示会でした。
今回ご紹介した生地は順次ApparelXでも取り扱いをスタートしていく予定ですので、気になるものがあればお問い合わせ下さい。
それでは!
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2022年5月にオークラ商事へ入社。
現在資材のデリバリを中心に行っております。
ファッションが大好きなので、ファッション好きの観点から色んな情報をお届けします!