レディースセールスのR佐藤です。
ドットボタンとは、4つのパーツからなる機械で打ち込んでつけるものになります。スナップボタンやホックとも言うことがありますよね。
今回はドットボタンについて書いていきます。通常のドットボタンについてではなく、リバーシブル仕様の服でもドットボタンが使える方法をお知らせします。
ご存知の方も多いかと思いますが、レディース、メンズ、ユニフォーム等、アウターを主にいろいろなところで使われています。いまお持ちの服でもご確認できるものがあるのではないでしょうか。
ドットボタンもいろいろなメーカーからでていますが、今回は、MORITO社の製品のセレックスタイプ(スタジャンなどでよく使用されている形状)のドットボタンを例に書いていきます。
4つのパーツとは、トップパーツ、バネ(7301B)、ゲンコ(7301C)、ホソ(7301D)からなります。トップパーツはサイズによって品番が変わるので、好きなサイズで選んでください。
トップパーツとバネをメス側、ゲンコとホソの組み合わせをオス側ともいいます。またアタマからホソまでを、アルファベットでA、B、C、Dと呼んでいく場合もあります。
上記の組み合わせが、基本の組み合わせです。
トップパーツとバネ、ゲンコとホソで生地を挟んで、専用のアタッチメントと打具で打ち込み1つの形になります。
また、アタッチメントのことを打ち駒と言ったりもします。また打ち具は様々ありますが、サンプルだったり弊社で打つときはハンドプレスを使用しています。
このドットボタン、基本の組み合わせでなくリバーシブルに使えるのをご存知でしたでしょうか?最近は、ダブルフェイスの生地の流通も多くなってきてリバーシブルで使いたいと思っている方は多数いらっしゃるのではないでしょうか。
その際は、組み合わせがトップパーツとバネ、ゲンコとトップパーツとなります。
リバーシブルの場合は、オス側が、ゲンコとトップパーツの組み合わせとなり、リバーシブルにした時に、ホソではなくトップパーツが見えるので、リバーシブルになるわけです。
通常のトップパーツとゲンコを選んでしまうと、トップパーツの凸部分が短く、ゲンコとうまく噛み合いません。
そこで、トップパーツの長足というものを使用します。
右側が長足のトップパーツ
こちらを使用すれば問題なくゲンコと噛み合います。
まずは打ち具に駒をセットしたら、打ち付ける各パーツを上下にセットします。
セットしたら対象となる生地を駒の間に入れます。今回はテストなので目印してませんが、通常はずれたら大変なので、チャコなどで目印をしてください。
こちらがバネとゲンコ側です。
裏返すと両方ともトップパーツになっています。
実際に付けてみるとこういったリバーシブル対応のドットボタンになります。
ドットボタンをお使いになる際には、リバーシブルの仕様も頭にいれてみてはいかかでしょうか?
もちろんオリジナルのロゴ入れやメッキカラーのご相談も承ります。
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ApparelX News編集長。
レディース・カジュアルブランドのデリバリ業務を経て、現在は、アパレル資材BtoBサイトApparelXの運営をしています。自分自身が分かりにくかったことや、役に立てる情報を発信していきます。