レディース営業の渋佐です。
紐先のチップ加工と言えばセルや金属が有名ですが最近はそれ以外の樹脂系加工も人気です。
今回はシュリンク加工をご紹介します。
ちなみにセルや金属チップ、コードについての記事は下記を御覧ください。
その名の通りビニールのチューブを熱で収縮(シュリンク)させて付ける加工です。
古着のミリタリーウェアで使用されていたこともあり、数年前からメンズで人気が出始めました。
最近ではレディースでもミリタリーデザインのウェアに採用されることも増えております。
以前は黒だけでしたが最近はカラーバリエーションも豊富でROSEでは豊富な色を取り揃えています。
人気のシュリンク加工ですが問題点が2つあります。
その1. 結んだ紐がハトメやコードの穴に通らない!!
シュリンク加工は上記のように紐を結んでからチューブを付けるのが一般的ですが、ハトメやコードを通すの穴はコードの直径に合わせるため製品が完成してからコードを通すのが難しくなります。
それなら製品を作ってからコードを通して最後にシュリンク加工をすれば良いのでは??とメーカーでは製品に汚れや傷を付けてしまう可能性があるため完成品の洋服にシュリンク加工は行っておりません。
解決策
メーカーに相談すればシュリンクチューブ単体でも販売してくれるので縫製工場様の方で付けて頂くことは可能です。
シュリンクチューブは工業用ドライヤーで加熱すれば収縮します。
その2. 紐を結ばないでも付けられるが透明は要注意!!
紐を結んでからシュリンクさせるのには抜けを防止するという意味もあります。
でもデザイン上結びたくないこともありますよね。
そんな時はコードに接着剤を付けてシュリンクさせます。
しかし、透明の場合は接着剤が影響して変色する可能性があるのです。
解決策
極力、透明のシュリンクコードで紐を結ばない加工をしないのが一番でしょう。
それでもやりたい場合は必ずサンプルを行い、変色しないか確認しましょう。
また、量産でもドライヤーの温度など同条件で行いましょう。
ただ、気をつけていても100%変色を避けられるわけでは無いのでご了承下さい。
シュリンク加工いかがでしたでしょうか?
他のチップ加工よりもインパクトがありスポーティーな印象を出せると思います。
カラーバリエーションも豊富なので様々なデザインに盛り込めるのではないでしょうか。
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