2025フジサキテキスタイル&BELLTEX展示会リポート

ApparelX NEWS編集部のmammyです。

今回はフジサキテキスタイルさんの展示会に伺ってきたので、現地に行って見たリポートをお届けしたいと思います。

フジサキテキスタイルとは?

フジサキテキスタイル株式会社は本社を東京・両国に構える生地商社です。
１９６８年の創業以来、約半世紀にわたってカットソー・布帛を中心に幅広いテキスタイルを供給する素材商社として成長してきました。自社での企画、製造はもちろんのこと、各テキスタイルメーカーとの密接な関係をベースにファッションの未来を切り開く人たちのバックヤードとしてその機能を充実させています。

現場の様子をお届け

まずショールームに入ると今回の展示会のアクリルボードがお出迎え！

生地のハンガースワッチが全方向に飾ってあり、どこから見ようかと悩んでしまう程です。
商談のテーブルも多くあり、沢山の方がお見えになっており盛況でした。

まずはフジサキさんの今回のイチオシ生地をご紹介頂きました。

展示会で発見したフジサキさんオススメ生地

フジサキテキスタイルさんと言えば、種類豊富なニット生地です。

14Gベア天竺ボーダー CF-7-25vol2

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こちらの生地は廃棄されてしまう衣料品を再度紡績し直し、リサイクルヤーンにし、生地にしたものです。

捨ててしまわれる運命だった洋服が、糸に戻り再び生地になるというのは凄い事だと思います。

こちらのボーダー生地レーヨンとポリウレタンの混紡で薄手で肌触りがとても良かったです。

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こちらはボーダー部分にカチオン染料で染まる糸を使用して染めたられたボーダー生地です。
ボーダー部分だけが染まる様になっているので、ラインが綺麗に出ていますよね。

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フジサキテキスタイルさんはボーダーのニット生地を結構お取り扱いあるのですが、今回もボーダーの間隔などにもこだわって作っておられるそうです。

FJ67000 変形クウォーター

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この生地のハンガー見本を見た瞬間生地に吸い寄せられて行きました。編地が面白い!
こちらは表はニットの編み地の様なのに、裏を見ると天竺の様にフラットな生地です。

編み地が面白いなと思って見てたのですが、裏がフラットなので、ニットの様に引っ掛けることがなく安心ですね。

クウォーターの由来は表の糸と裏の糸の太さが4/1なので、この名前がついていると教えて頂きました！

だから表と裏でこんなに表情が違うんですね。

定番生地でFJ58000という品番でクオータニットもございます。

一見すると編んだようなニット生地なのに裏は安心の天竺です。

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C-23-25vol2 4wayストレッチフリース

非常に肉厚でなんと4wayなので、縦にも横にも伸びるフリース生地です。

近年暖冬になってきているので、この厚地のフリース生地1枚でパンツやパーカーなど全然作れてしまうなと思いました。

動画を見てもらえると分かるかと思いますが、このストレッチ感ともったりとした生地感、思わずくるまってしまいたくなる様な質感です。

一番人気の生地は？と質問したところFJ92000 Marble Vintage Organic 天竺が不動の人気だそうです。

ミセスブランドなどにも人気だそうで、

コットン100％で杢調の豊富なカラー展開があります。肌触りが良く、Tシャツなどに良いですね！

また最近のトレンドで人気のラメニット生地もおすすめです。

BL15000 ラメンジスウェット

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実際にプルオーバーになっているサンプルを見て思わず「可愛い〜！」の声が出てしまった女子達なのでした。
色展開もグレー系からベージュまで女子の好きな色が分かっておられます。
これはサンプル帳で見るより断然製品になっている見本になっているのが可愛かったです。

ベルテックスさんオススメ生地

フジサキさんのグループ会社であるベルテックスの生地も沢山ありました。

フジサキさんが合繊系のスポーツ系のニット生地も扱う一方、ベルテックスさんは天然素材を中心としたニット生地のラインナップだそうです。

BLHK-004 北海道WOOL ハニカム

北海道ウールシリーズは北海道で育った食肉用の羊の毛を再利用し、日本で紡績した純国産ウールです。

北海道で洗毛を行い、その際に出た水を流す許可なども土地を限定して取っており、徹底した管理のもと生産されています。

BL24000NT 20//- ワッフル

このシリーズのハニカム生地やワッフル生地はコットンにこの北海道ウールを混紡することで、暖かみのある優しい風合いになっています。

BL2416NT 16/- 吊り天竺

こちらは日本にしかない吊り編み機によって編まれたこの生地で、ゆっくりと時間をかけて編み上げるので、1時間に1mほどしか生産できません。

生産効率が低い分、糸が常に空気を含みながらリラックスした状態で編み上がり、編み上がった生地も強制的に巻き取らないため、洗いこむほどに吊りニット独特の柔らかさを実感できます。

実際のTシャツになった生地を触ってみて軽くてエアリー感を感じました。

まとめ

今回沢山の製品や生地サンプルを見させて頂き、やはりサンプル帳ではなく、大きい面で生地を見るとかなり印象が違って見えるなと思いました。より実際に製品を作る際のイメージが湧くのではないかと思いました。

今回ご紹介した新商品は今後ApparelXへ掲載予定です。
ぜひ公開をお楽しみに!

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