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【レポート】生地の展示会Tokyo Textile Scope 2026S/Sについて

ApparelX News編集部の山善です。

仕事柄生地などの資材の合同展には色々行っております。Tokyo Textile Scope(以下TTS)は今までPremium Textle JapanやJapan Qreationの後継展示会として、リブランディングされた展示会です。今回見えたTTSの状況と、今後の生地業界の展望を書いていきます。

TTSの概要

開催は年2回、春と秋です。場所は今までは有楽町駅にある国際フォーラムから浜松町にある東京都立産業貿易センターに変更されています。

一般社団法人ジャパンファッションウィーク推進機構(以下JFW)の中の、JFW テキスタイル事業が主催しています。

PTJは2日間開催でしたが、TTSは3日間開催となっています。参加の費用はPTJに比べ微増しています。

出展社から聞こえてきた声

開催日について

ネガティブな声としては、実は出展社側に立ってみると、3日間開催は人手の負担が大きくなることがわかってきました。地方の出展社ともなると、出張費や滞在費も増えるため、3日間開催より2日間の方がよかったなんて声も聞こえてきました。結果としての来場者数はPTJを上回るものだったということですが、1日あたりの人数は減ったようです。



フロアマップについて

国際フォーラムでは、ワンフロアーに全社が入り切っていましたが、貿易センターでは2階、3階、4階、5階を全て使用するようで、主に出展社は2階と4階に分かれていました。

入口の受付フロアが3階のため、導線としては、3階→4階→2階か、3階→2階→4階と動くことになるため、来場者から見るとスムーズではないように感じました。実際私が行った初日の午後だと、4階よりも2階の方が圧倒的多かったので、同じフロアに集客力の強い出展社がどれぐらいいるかも大事な部分です。

正直4階は午前中は閑古鳥が鳴いていたとのことで、おそらく後半戻していったのではないかと思います。


個人的な感想

ワッツ ネクスト テキスタイルについて

個人的には今まで、あまり目に入っていませんでしたが、受付階が各社のインデックスや、ワッツネクストテキスタイルという好きな生地に投票するというコーナーがほぼ必ず通る位置に配置されており、今まで見ることのなかった出展社の生地を触ることが出来るようになったのは、来場者としては、新たな発見があるのではないかと思いました。

個人的には付き合いのある会社さんが多いため、明言はしませんが、各社とがった生地が多くて、見ごたえはたっぷりでした。

3つ投票すると、TTSのコースターが手に入ります。


VRコーナーについて

VRカメラをセットして、デニムの生産背景を体験するコーナーがありました。上映時間とかぶらなかったので、見ることはしませんでしたが、少し覗いたところ、来場者の方がVRゴーグルをして、ただ座っている風景は若干シュールではあるものの、テクノロジーと産地理解に対してはどんどんやっていけばいいと思いました。

まとめ

私が行った初日の午後はおそらく、来場者が少ない方だったため、各社からはネガティブな意見も出てましたが、変化や挑戦には最初に必ず批判的な意見も出てきます。実際に海外の来場者の反応がよかったことや、新たな出会いも多くあったことと、思います。次回の開催はまだ正式には出ていませんが、例年通りであれば、11月ごろに2026A/Wが開催されます。前までJapan Creationに出展していた付属のメーカーも出展がされるかと思うので、是非現場までご来場ください!

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