ApparelX編集部の鈴木です。今回は光沢のある生地について解説していきたいと思います。
サテンとは素材の名前と勘違いしている人が見受けられますが、朱子織の生地のことです。
主な原料はシルクやキュプラ、ポリエステル、コットン、アセテートなど様々な素材で作られています。
光沢が強く、豪華な雰囲気があるので、サテンというとパーティードレスというイメージですね。ツルツルとした滑らかな肌触りで、高級感があって人気ですが、ややデリケートな生地なので、摩擦に弱く、傷つきやすいので取り扱いは要注意です。
そのため、普段着というよりはフォーマルな場面や、ネクタイや、リボンなどの装飾品に使われることが多いです。
吸水性や吸湿性が低めですが、コットンやキュプラなど、素材自体が吸水性や吸湿性の高いもので作られているものを選ぶとそのデメリットも解消できるかと思います。
朱子織とは織物の三原組織の一つで、経糸または緯糸を長く浮かせた織り方の事です。
糸の交差点が少なくなるように上下左右が隣り合わせにならないように規則的にとばしております。
経糸を長く浮かせたものをたて朱子、緯糸を長く浮かせたものをよこ朱子といい、どちらかの糸が長く浮いているので、片方の糸だけが表に表れているように見えます。
生地は交差している点が少なければ、生地面が滑らかで、光沢感が増します。そのため平織りや綾織りの生地よりも高い光沢感が魅力です。
経糸と緯糸で太さの違う糸を使い、紬(つむぎ)のような雰囲気のある平織物です。織物の横方向にムラのある節が不規則にあらわれた独特の風合いがあります。
もともとは絹織物でしたが、現在では合成繊維で織られたものが多いです。節糸であるスラブヤーンなどを使い、節をあらわします。
しっかりしたハリがあって光沢感も程よくあり、上品で優しい雰囲気のある生地です。
ウェディングドレスや、ジャケットやスカート、ボレロなどレディースフォーマルによく使われますが、カーテンやテーブルクロスなどインテリア製品にも幅広く使われている生地です。
織物の横方向に節糸が作り出すネップが個性的な雰囲気がありシャンタンの特徴になっています。
先述のサテンとシャンタンはどちらも光沢感のある生地として混同しやすいですが、シャンタンは平織りでサテンは朱子織という違いがあります。
裏朱子織とも呼ばれ、表面は光沢が控えめ、裏面はサテン織りで光沢が強く織られています。サテンよりもハリがあり、扱いやすいです。
サテン織りの華やかな雰囲気と表のシックな雰囲気を併せ持つ生地で、表裏両面どちらも使えます。用途や好みに合わせて使い分けて下さい。
シャンタンはつむぎ風の節のある独特な風合いのある平織り物
サテンは素材の名前ではなく、朱子織の生地のこと。
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