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独自の商品で勝負する!トップマン工業って知ってる?〜社内勉強会リポート〜

ApparelX News編集部のmammyです。
先日トップマン工業の社員様に来社頂き社内向け勉強会を開催して頂きました。

トップマン工業という名前は知らなくてもこのイタリアンカラーのサンプル帳を見たことがある人は多いかもしれません。

今回のブログでは勉強会でお話いただいたトップマン工業ってどんな会社なのか、どの様な強みがあってどんな商品を扱っているかなどをご紹介させて頂きたいと思います。

会社紹介

トップマン工業株式会社は1973年創業の老舗資材メーカーです。
アパレル資材の加工メーカーとして、その歴史をスタートし、現在ではマテリアル事業部、ライフスタイル事業部、ナショナル事業部など事業が細分化されています。

創業当初から続くマテリアル事業部は、原料や材料を用いた、加工製造を担っています。
その中でもバイアステープはTOPMAN工業の主軸製品であり、他社と差別化する商品も多く取り扱っています。
(そのあたりについては次のトピックで詳しく紹介します。)

また2019年にベトナムに工場を開設し、2023年には現地法人化をしたそうです。
コロナの真っ只中で開設直後はなかなか厳しい時期が続いたそうですが、現地法人化をしたことでベトナムの企業だと認知され、売り込みも多く来るようになり、波に乗ってきたとのことでした。
日系企業でバイアステープを扱っているのはTOPMAN工業のベトナム事業部だけだそうで、現地調達、現地生産が出来るので、アパレルさんにとっては短納期で製品を仕上げられるというメリットがありますね。

他社との違い、強み

トップマン工業は反射材とネオラバー商品が目玉商品として打ち出しています。
反射材は自社で原反を在庫しているので、小ロットの加工にもクイックに対応をしています。
反射材テープの用途は主にユニフォームでユニフォーム業界は浮き沈みがあまりなく堅調なので、反射材テープの売上も好調とのことです。

ネオラバーテープもトップマン工業が商標を取っている自社オリジナルの特殊なテープです。

またバイアステープの加工を自社で行うのはもちろん、生地と生地のラミネートの設備もあります。
例えばフォーマルの生地に芯地を貼ってそれをバイアス加工するなどの普通だと数カ所に依頼しなければいけない特殊な加工もワンストップでできるそうです。

主力、おすすめ商品

ではトップマン工業のおすすめ商品をご紹介したいと思います。

NRT ネオラバーテープ

ネオラバーテープは先に述べた通りトップマン工業が商標を取得している独自で開発をしたテープです。
網目状のクラレの熱可塑性エストラマー素材「アーネストン」という素材独自技術で挟み込みゴムの様なテープにしています。

中に入っているアーネストンの生地です。メッシュの様になっていて、伸縮性があります。


一見するとゴムの様なテープですが、その特徴はしっかりとしたキックバックがあるのですが、伸ばした後にゆっくり戻るので痛くない、水の中に入っても固くならないというメリットがあります。またゴムと異なり劣化がしにくく、へたりにくい高い耐久性があります。

実際に下着の製品にも採用され大ヒット商品を生み出したそうです。
有名スポーツメーカーの水着にも採用されているそうです。

こちらのテープは両折れタイプのストラップテープもあります。
また生地を支給して先に述べたアーネストンの生地を挟み込み、加工をすることが出来るのでオリジナルの生地でのテープ作成が可能です。

TM-4700-WF
反射シルバー 両折 テープ 耐工業用洗濯タイプ


看板商品である反射材の商品も数多くあるのですが、こちらはベーシックなシルバーの両折れテープなのですが、耐工業用洗濯タイプなので、業務用の洗濯機での洗濯にも耐えられる仕様となっています。
ユニフォームなどでは耐久性が重要になってくるかと思うので、ぜひおすすめなテープです。

TM-8600-WF
エコ反射 両折 テープ

ユニフォームやベスト、スポーツ衣類に使える両折テープです。
再帰反射機能があるため屋外で使用する衣類に最適です。
基材はブロード生地(ポリエステル65%/コットン35%)のポリエステル部分に・ECOPET®を使用しています。※ECOPET®は帝人フロンティアの登録商標です。反射材にもエコ素材の波が押し寄せていますね。

TM-8300-WF
蛍光 カラー反射 両折 テープ

ユニフォームやベスト、スポーツ衣類に使える両折テープです。
再帰反射機能があるため屋外で使用する衣類に最適です。カラー展開も蛍光カラーとしては12色とかなり豊富ですね。

その他のこぼれ話

バイアステープを主力で扱うトップマン工業ですが、最近では四つ折りのバイアステープの注文はめっきり少なくなったとか。
その要因としては縫製工場で両折のラッパでパイピングをすることが増えたことが一つに挙げられるそうです。
また芯が入っているパイピングテープなどもコードとテープで別々に買うところが増えているそうです。
なぜかと言うと出来上がりのパイピングテープよりもコストが下がるからだそうです。昨今の原材料や人件費の高騰で何とか原価を下げようと各社努力をしているのかもしれませんね。

まとめ

トップマン工業についてご紹介をさせて頂きました。

商品については今回ご紹介したもの以外にも豊富に取り扱いがありますので、ぜひ気になった方はトップマン工業の商品ページをチェックしてみてください。

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