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芯地の裁断加工の引受について~接着テープ、パーツ芯~

メンズ資材デリバリーの櫻井です。

私の勤務地は埼玉にある流通センターで、提携裁断工場が隣接しており、芯地のテープ加工や、裏地のパーツ加工などの裁断を引き受けています。

今回は実際に裁断をしている加工パーツについて紹介したいと思います。

裁断ものは在庫管理が大事

注文依頼頻度が高く、リードタイムがかかる商品はしっかりと在庫管理をしています。商品ごとにリードタイムや在庫しておくべき安全在庫数や出荷数が異なるため、品番ごと、サイズごとに管理をしなくてはなりません。

また裁断工場の混雑具合なども毎日確認しており、忙しくなると納期は後ろにずれていくので、そのあたりも押さえながら過剰在庫にならないように管理することが重要になっています。

リードタイムがかかったり、人の手で加工してもらうものの納期を気にするのはおそらく、我々資材商社だけでなく、アパレルさん、工場さんもそうなんだろうなって思っています。


テープ加工のサイズ展開

接着テープは、センターでは小さいサイズで6mmから、最大で52mmまでの5サイズを常時在庫しています。もちろん好きなサイズに1mm単位で調整も可能ですが、在庫をするものに関しては、使用するアパレルさんと工場さんとの協議の上決定しています。さすがに1mm単位で全てを在庫すると便利に見えるかもしれませんが、滞留する在庫が増え、かえって単価があがってしまうケースがあります。そのため、よく使用するサイズで在庫するのがwin-winになります。

この5サイズの中でも最も使用されるのが、33mm巾で、2020年度では5万メーター以上出荷していました。私もよくご注文を頂けるくらいの認識でしたが、メーター数で見ると多く見えますね。元の芯地で換算すると25反ほどです。


パーツ芯にも裁断可能

テープ用の加工だけでなく、パーツ用に裁断することも可能です。布の補強や型崩れ防止に使用されるパーツ芯としてはフラップ芯、ピーク芯、ゴージ芯など様々なパーツに対応可能です。

一部別注で在庫しているパーツ芯では、ポケットのサイズに合わせて3サイズで加工したりもします。

他にもパンツの前立用のパーツ芯もあったりします。

スーツなどの既製品や、イージーオーダー工場さんなどでもよく使う芯地をパーツごとに持っておくと生産性もあがるのではないでしょうか。


まとめ

今回は芯地の加工についてまとめてみましたがいかがでしょうか。芯地本来の役割は変わらないのですが接着テープや接着芯を事前に使いやすい型に加工することによって、生産工程を縮めることができます。もちろんロットなどがかかるため、ご検討される場合は是非一度営業にお問い合わせください。

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