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PPテープとナイロンテープの染色について!素材によっては染色ができないんです!

バッグ資材中心でデリバリ業務を普段している北川と申します。

今回の生地は良く依頼されるテープの染色について書いていきたいと思います。種類も色々ありますよ(@_@)

PPテープ

バッグのショルダーなどで通常使用されるPPテープというのは素材はポリプロピレンという発色性の良い鮮やかなカラー展開のテープです。

そんな皆様お使いのPPテープですが、後から染色しても色が入らないため、オリジナルのカラーにすることは難しいです。なぜならPPテープは染めた糸を使用して織られるため、別注で製造する場合は、かなりのロットになります。

幅にもよりますが、大体5,000m~10,000mぐらいです。

なかなか染めよ!とは思えないですよね!

ですので、小ロットで使用する場合は、染色という選択肢はないため、既存カラーから選んでください。

25900 PPテープ(1.2mm厚)[リボン・テープ・コード] ROSE BRAND(丸進)
25900 PP平

大体1巻あたりは50m巻で、サンプルでカットできるのは大体5mまでです。

ナイロンテープ

それでも染色したいという方には、ナイロンテープがおすすめです。バッグ用のナイロンテープでは色展開が基本的に白と黒の展開しかありません。

基本的にカラーものは白を染めて好きな色に染めるのが前提になっています。そのため白は染色用になっているので、25mmサイズの場合は、27mmぐらいの幅で織られています。なぜなら通常染色すると織りが詰まって縮むからです。

なので、白で使用したい場合は染色するのではなく、湯通しすると25mmになります。ちなみに湯通しはお湯にテープをつけおいて、その後に干して乾かすことです。

6901 ナイロン 綾 テープ(1mm厚)[リボン・テープ・コード] ROSE BRAND(丸進)
6902 ナイロン

染色について

ナイロンテープを染色する場合は、実はロットによって染色する加工場を変えています。

例えばメーカーで大型の機械でやってもらったりすると、数万円してしまうのですが、1mでサンプルを作りたいときなどは数千円程度でできる、小型の設備の工場に出したりします。

ただ、サンプルの染と量産の染工場が違うと、ただでさえロットブレもあるのに、色目が変わってしまって困りますよね。

そのため私はいつもサンプル時に量産時の見込みの数量を確認しています。その規模によって最適な染色加工のスピードとコストを提案できるからです。


まとめ

今回初めて記事を書かせていただきましたが、お役にたてれば幸いです。テープの染色やトラブルがあればいつでもご相談くださいね!

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