ApparelX News 編集部の木村です。
AWの時季になるにつれて最近聞くようになってきた『グランパコア』スタイル、皆さんは知っていますか?
個人的に秋冬は彩度低めで重厚感のあるメンズライクな服装が気分になってくるので、グランパコアは好みなスタイルです。
今回はそんなグランパコアとおすすめ資材について紹介していきたいと思います!
グランパコアとは「grandpa=祖父」と「hardcore=中核・核心部」との造語で、 品のあるレトロクラシックなおじいちゃんのワードローブを意識したファッションを指します。
おじいちゃんの一張羅をイメージに、どこか懐かしい落ち着いた雰囲気がありながらも、令和らしくアップデートされているようです。
ポケットやカラビナなどの機能性がデザインになっているブルゾンやジャストサイズのポロニットをしっかりパンツに入れた姿がおじいちゃんのコーディネートを彷彿とさせるルックですね。
キャッチーなニットやベスト/チョッキの組み合わせは可愛らしいおじいちゃん像が垣間見えますね。
カジュアルさもある反面、ジャケットはコーデュロイなどのしっかりとした生地感のものを合わせることでよりグランパコアらしさがでますね。
CONFECTは日本のウィメンズブランドnest Robeのメンズラインとして誕生した ブランドです。
ブランドコンセプトは「SLOW MADE IN JAPAN」。
リネンなど上質な天然素材を用いたアイテムが多く、経年変化を感じられる素材感がおじいちゃん長年大事に着てきたような雰囲気が感じられますね。
グランパコアがどんな雰囲気か伝わったでしょうか?
それをふまえて、グランパコアにおすすめなAWらしい資材を紹介していいたいと思います!
再生原料生成から一環で国内で生産したリサイクルフリースボアです。ポリエステル部分もリサイクル原料を使用しています。最終工程は羊毛産地の愛知県尾州で仕上げています。
落ち着いた配色が懐かしさを感じますね。
あたかみのある生地感はカーディガンやセーターにうってつけですね。
経糸にリネンの25/1番手、緯糸にシェットランドウールとリネンの混紡糸を使用し、粗野感がありながら柔らかくナチュラルな雰囲気です。
シンプルな太めなパンツなどにすると生地感の良さが味わえそうですね。
太めストライプはカジュアルな野暮ったい印象になりがちですが生地の厚みと細ストライプが挟まることによって洗練された印象になりますね。
縦糸にリサイクルウールとシルクの混紡糸を使用しており、シルクの上品な手触りと環境素材のリサイクルウールと競演させた生地に尾州でタンブラー加工を施す事により、ナチュラルな雰囲気に仕上げました。
経編機でコーデュロイの畝を表現した、編み特有の柔らかさを持つトリコットコーデュロイ。
表面の畝部分のみを起毛し肌触りにも拘りました。
通常のパイルカットコーデュロイと異なり毛房が抜けずストレッチ性があるのでセットアップにもおすすめです。
実用性を好むおじいちゃんが履いているようなチノパンにおすすめです。
生地にハリ感を出す為、裏面にコーティングを施しております。
また、タスラン糸を使用している為、天然繊維の様なタッチと味のある表情を持ちつつ、ナイロン特有の微光沢感が上品な雰囲気もプラスしてくれています。
真鍮とナットを使用した丸カン足ボタンです。
古い構造の脚付ボタンはシンプルなニットカーディガンのポイントになりそうですね。
熱帯植物のタグワ椰子という”木の実”で、象牙色の地肌と艶、美しい自然に育まれた木目が特徴です。
最も良い品質の南アメリカ/エクアドル産を使用しております。
古着でも度々見かけるイカリ模様のボタンはグランパコアスタイルにぴったりですね。
天然素材のホーン(本水牛)4つ穴ボタンです。
高級感のある色味と質、落ち着いた色味がジャケットやカーディガンに使うとカジュアルさの中にきちんと感を出してくれそうです。
いかがでしたでしょうか?
以上グランパコアの紹介とどこか懐かしさを感じるようなグランパコアにおすすめ資材のご紹介でした。
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生地の染織について専攻した後に、販売などを経て、オークラ商事に2022年7月に入社。
生地や、かわいい付属を見るのが好きです。これからもどんどん紹介していきます!