レディース営業の渋佐です。
今回はハトメにパッキンを付ける際の場所や注意点をご紹介したいと思います。
たまにお客様から「ハトメのパッキンはどこに入れればいいですか?」と聞かれることがあります。
結論を言うと生地と座金の間ですが初めてハトメの打ち付けをされる方は文章だとわかりにくいと思うので写真を交えてご説明したいと思います。
はじめに各パーツの名称をご紹介したいと思います。
メーカーによって名称が異なることがありますが、大体下記名称で通じます。
モリトではハトメ・YKKSではアイレットと記載されています。
ハトメの上側。表面に露出する方です。
モリトでは座金・YKKSではワッシャーと記載されています。
ハトメの下側。裏面で基本見えない方です。
座金と生地の間に入れて使います。
薄い生地や伸縮性のある生地に打ち付けた際、ハトメが抜けたり生地が破れたりしないように使います。
下記の様に上からハトメ・生地・パッキン・座金の順番になるように駒へセッティングします。
下の様に打ち機に駒を付け時も上側がハトメ用・下側が座金用になります。
打ち付けると下記の様になります。
パッキンが少し座金から露出するほうが強度が高まります。
ちなみにSE200~500の小さいの打ち駒にはパッキンがズレないようにガイドが付いています。
反対に大きいサイズのSE2100~3000の駒にはガイドが付いていません。
ですのでパッキンを入れて打ち付ける際はズレてしまう可能性があります。
メーカーへなぜガイドが付いていないか聞いたところ大きいサイズのハトメは厚い生地に打ち付けることが多いので
パッキンが必要ない事が多いからです。
ただ、ストレッチ素材は生地が厚くてもハトメが抜ける危険性があるのでサンプルでチェックしましょう。
大きいサイズでパッキンを入れるとき用に逆式といって上下が逆になった駒もあります。
そのため下側がハトメ用・上側が座金用になります。
イメージとしては下記の様な感じで、ハトメの足部分にパッキンを掛けられるのでズレる心配がありません。
ただ、打ち付け前に生地に先穴を開けなければならないので一工程増えてしまいます。
パッキンを使わない場合は打ち付け箇所へ接着芯や伸縮性の無い生地やテープを付けるなど方法も考えられます。
臨機応変に対応しましょう。
いかがでしたでしょうか?
パッキンは生地と座金の間に入れる。
パッキンが見えるとデザイン的にも良くないので当然と言えば当然ですね。
また、大きいハトメにパッキンを使う際は生地に合った対応も必要です。
ちなみにモリトのカタログにハトメごとの推奨サイズが記載されていますので参考にしていただければ幸いです。
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レディース・カジュアル部門の営業を担当しています。
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