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洗濯表示(品質表示)とは?基本編

ApparelX NEWS 編集部の森山です。

今回は洗濯表示の基本と注意点についてご紹介したいと思います。

洗濯表示とは?

みなさんが普段着ているお洋服、左側についたこのようなタグに見覚えはありますでしょうか?

こちらが洗濯表示といいます。

衣類には様々な素材が使われており、その素材に適した取り扱い方をしないと、縮んだり色落ちをしてしまう事が起きてしまいます。

私は以前、洗濯表示を見ずに洗濯をして、白い体操着をピンクにしたり、フルレングスのパンツを7部丈にしたことがありました…
洗濯表示には、そんな大事な衣類を適切に取り扱う為の洗濯や乾燥の方法、アイロンのかけ方、クリーニングの方法を記号によってわかりやすく示しています。

また、洗濯表示には下記の3点を記載する必要があります。

  • 1.繊維の組成
    (繊維の名称と混合率を表記する)
  • 2.家庭洗濯等取扱い方法
    (取扱い絵表示を用いて、JIS L0217の4・1及び4・3の規定に準じて表示する)
  • 3.表示者名等の付記
    (表示した者の「氏名又は名称」及び「住所又は電話番号」を付記する)

取り扱い表示について

〈基本記号〉

洗濯表示は上の図の5つの基本記号と、基本記号と組み合わせて用いる幾つかの付加記号で構成します。

表記する順番は、左から洗濯、漂白、乾燥、アイロン仕上げ、商業クリーニングの順に並べます。

〈付加記号〉

↑洗濯作用の強さ

下線が増えるほど、下線のない同じ記号で示される処理よりも弱い処理を表します。

↑アイロン仕上げ

アイロン仕上げ処理記号の処理温度を表す付加記号は、ドットで表示します。

ドット数が増えると処理温度がより高いことを表します。

↑5 個の基本記号に重ね書きした×印は、その記号が表す処理・操作ができないこと(禁止)を表します。
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出典:経済産業省公表資料

2016年12月、50年間変わることなく使われて続けてきた日本独自の洗濯表示(JIS L 0217)が、国際規格にあわせる形で変更になりました。以前までの日本語表記もされていたものから、シンプルでスタイリッシュになってますね。

近年、衣類の輸出入が増え、輸出の際には洗濯タグを張り替えるなどの手間をかけていました。そんな無駄なコストを減らし、世界中誰もが失敗せずに衣類の手入れができるようにと変更になったのです。

そして、マークの数も22種類だったものが一気に44種類に増えました。こちらは一部ですが、こんなにたくさん種類があるんですね。

規則性があるのでベースを覚えとくだけでも、解読ができてくるかと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。洗濯表示の基本を覚えておけば、洋服の選択時のトラブルも回避できます。

ApparelXなら簡単に洗濯表示の手配もできますので、お気軽にご注文いただければと思います。

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