APX News編集部のゆーたです。
今回もネタに困っていたので、アイデアを大先輩の営業から貰いました。
今回は「裁ち鋏」についてです。「羅紗切り鋏」とも言います。
私も裏地を切る為に毎日使っています。
近年は生地の裁断にロータリーカッターという丸い刃を回転させ、押しながら切る道具がよく見受けられますが、私共の業界においては鋏は非常に大事な、又無くてはならない道具です。
諸説ありますが、刀鍛冶に始まり、鋤鍬作りを経て裁ち鋏と時代の変遷によって変わってきたとされます。
有名な所では、テレビ等でも度々取り上げられております長太郎「長太郎」の鋏です。2代目長太郎の石塚光太郎さん、3代目長太郎の石塚昭一郎さん。東京の下町、南千住在住の匠です。
3代目の作品は30万円の価格が付いた事もあるそうです。
日本の裁ち鋏は刀鍛冶だった吉田弥吉(弥十郎)氏が明治10年に刀の技術を生かして総火造りの鋏を開発したのが始まりとある。この吉田の直系、本家の流れとも言うべき初代長太郎の3代目である。裁鋏界のトップブランドに君臨してきた独特のひねりは秘伝の証しである。2本の刃を一点で刷り合わせる微妙な調子は長太郎ならではの物と言える。
引用元:http://www.meikoukai.com/contents/town/06/6_16/index.html
『総手打ち造り』と呼ばれる技術ではさみを作っている唯一の製作所。
その技を継承しているのは清水考継さんただ1人。
1本の棒状の鉄を1,000℃の高温で叩き出し、経験と勘で徐々に形にしていきます。
「体が定規にならないとハンマーは打てないよ」と清水さん。
完成したはさみは、刃がスース―と滑るような感触!
その技はテーラーや縫製工場から高い信頼を得ています。
はさみの他に、包丁も製作しています。
引用元:http://www.ntv.co.jp/burari/030712/info02.html
良い鋏は40~50年と使えます。都度研ぐ為、使ってる内に長さも2cm程短くなります。
当社では正太郎鋏様に一般に販売していない素晴らしい鋏を製作して頂く為に交渉中です。
簡単に作れる鋏では無い為、商品化にはまだまだ時間がかかる物かと思いますが、弊社のベテラン営業が辛抱強く通い、粘り強く待っております。
お客様に販売できる日を心待ちにしております。
バカと鋏は使いようと言いますが、この鋏を使えば誰でもスーパーカッターになれると思います。
それだけの逸品ですので、お楽しみに!!
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個人のお客様は、ボタン・裏地のヤマモト Yahoo店(Yahooショッピング)、またはボタン・裏地のヤマモト amazon店へ。
弊社では残念ながら、長太郎及び正太郎の鋏は扱っておりません。
「庄三郎」と「美三郎」の2種類を取り扱っております。
サプライヤーが「ヤマモト」の商品であれば、どなた様でも本社オフィス2Fの卸店舗にて実物をご覧頂けます。(倉庫在庫品や加工品、取り寄せ品等一部商品を除きます。)
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