こんにちは、ApparelX News編集部のたかゆりです。
入社してまだ1週間のワタシですが、早速展示会に連れて行ってもらいました。
記念すべき初記事は今回訪れた、ファッションワールド東京(通称FaW)についてレポートしていきますね!
あ、写真は東京ビックサイトの入り口で優雅にポーズを決めている先輩です。笑
そもそもファッションワールド東京とは、毎年東京のビックサイトで春と秋に行われるファッション展示会のこと。
お洋服はもちろんのこと、それに使われる生地やパーツ、アクセサリーやメガネなどを取り扱う企業が出展しています。それから、そういった企業のDXサポート、コンサル企業も!
商品発注やOEM依頼といった「商談」が行われる場所なので来場者もビジネス目的ではありますが、みなさんとてもおしゃれな方々ばかり。。。
大手ブースを構えるモリトさんは、裁断の際に出た余り生地を再利用するサステナビリティプロジェクトを展開していました!
廃材生地を回収し、細か〜く粉状になるまで小さくしたあと、なんと紙製品に生まれ変わらせる!
写真には写っていませんが、写真やカレンダー、絵葉書などたくさんの商品が展示されていましたよ。
ペットボトルを洋服に生まれ変わらせる方法はずいぶん定着し、ごみ捨ての際に仕分けるのが当たり前の世の中になりつつありますよね。
いつか、服を仕分けるのも当たり前になるのかもしれません。
こちらは同じモリトさんですが、廃棄プラスチックを繊維、生地へと生まれ変わらせるプロジェクト。
漁で使われなくなった網をペレット状、粉末状に小さくしたあと、そこからつくった繊維で生地をつくっています。
モリトさんに関わらず、粉砕した異素材を新商品に生まれ変わらせるスタイルが、現在は主流のようです。
「その服、なにでできてるの?」なんて質問が飛び交う世界は、もうすぐそこかもしれません。
Apparel Xで扱うモリトさんの生地一覧はこちら→https://www.apparelx.jp/search.php?maker=402
廃棄するモノを蘇らせるのではなく、製品に使う生地にこだわる企業もありました。
お洋服が、土に還ることができたら…そんな魔法みたいな生地を開発した旭化成アドバンスさんのブースがこちら↓
微生物が少しずつ分解したミニシャツ!
この生地でつくられたお洋服であれば、たとえ廃棄しても環境を壊すことなく処分が可能です。
さて、ここらで今回個人的に素敵だなと思った展示のいくつかをご紹介します!
この写真、上司が触れている生地に注目してください!
特殊なコーティングを施した播州織の生地なんですが、下から吹き出す空気は通しつつ、水はこぼさない!
そしてなんと、この水の中で優雅にメダカが泳いでいます。
通常の生地だと空気の圧力で生地が歪んでしまいますが、この播州織はしっかりハリを保ったまま、空気を通すのみです。
Apparel Xで取り扱う播州織生地はこちら→https://www.apparelx.jp/search.php?maker=130
今やファッション業界にとって、サステナビリティは切っても切り離せない課題です。
製品をどのように処分するかという流れは世に出て久しいですが、糸や生地の段階からサステナビリティを意識するために化学品メーカーや樹脂商社など、業界の垣根を超えた出展がたくさんありました。
いつか出展したいという思いはもちろん、早く一人前になって商談もバリバリこなせる人材になりたい!
世界中のファッション関連企業が出展する展示会、ファッションワールド東京2023のレポートをお届けしました。
面白い商品や魅力に溢れたブースといったファッション関連の最新情報を、少しでもお伝えできていれば幸いです!
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2023年10月入社のひよっこです。
アクセサリーのバイヤー兼デザイナーを経て、服飾資材の世界へ。
英語・フランス語を駆使して海外のファッション関連書籍を読むのが大好き。
レディースのスリーピーススーツをつくれるようになるのが目標です。