サンウェル展示会レポート ‹SUNWELL›2020SS

2019年10月30日 2019年11月5日メーカーについて

こんにちは。ApparelX事業部のカヤバです。

先日、開催された<SUNWELL/サンウェル>の展示会に伺ってきました。

サンウェルというと、やはり多品種、小ロット、クイック対応というのが強みの一つとして挙げられます。

しかしながら展示会の内容は、トレンド商品、お打ち出し商品等、展示商品をギュッと絞って明確な打ち出し方をしていました。

そんな展示会の様子を少し紹介したいと思います。

SDGsへの取り組み

繊維産業の環境に与える問題が注目されている中、SDGsへの取り組みを強化しているようです。

生地としては、リサイクル素材を使うことにより、資源の再利用や破棄による環境破壊の削減、石油の使用量削減を実現しています。

ECOPET®は帝人フロンティアの商標です。

この糸は、回収されたペットボトルが原料でとなってる、ポリエステル繊維です。

500mlのペットボトル800本で約100枚のTシャツが作れるとの事！これは、通常の焼却排気するよりも約36kgものCO2を削減できるとの事。

気体で36kgというのは、結構な量の気がします。

現在では、目に見えないマイクロプラスチックも社会問題になっておりますので、資源の再利用というのは、とてもエコフレンドリーに感じます。

こちらもリサイクルポリエステルですが、RENU™というのは、生産システムを指すようで、そのシステムで製造された素材にRENU™というネームが冠せられる様です。

このRENU™は使用済みの衣料や生産時の残反(生地)を原料としており、リサイクルポリエステルの課題であった安定した染色性と高品質を実現しているようです。

実際に生地を触った感じは天然繊維に近い所があり、風合いも良かったです。

このRENU™によるインパクトは規模の大きいものであり、現段階でTシャツ換算で1.5億枚の廃棄物を原料として投入しており、自動車走行距離にして地球1670週分のCO2を削減し、工場で使用される水も325万リットルも削減しております。

物があふれる時代だからこそ、この様な持続可能な社会への貢献という価値が今後も大切になってくるのでないかと感じました。

例えば麻の様な素材だけどシワに強い、という素材や、ウールの様でストレッチ性に優れている、というような素材の人気がある様です。

麻の様なナチュラル感と、ドライな風合いのリネンライクな素材。

シワになりにくく、毛羽も出にくい多機能素材です。

最近メンズの洋服で良く見かけるSOLOTEX®。

滑らかでソフトな肌触り、加えてこちらはストレッチ性もあります。

防シワ性にも優れ、一部ビジネスカジュアルのスラックス等に使われているのを見ます。

SOLOTEX®は、原料の一部に植物由来のものをしようしており、環境にも優しい素材となっております。

素材の色に関しては草木染めの様なナチュラルなカラーが多かったです。

いかがだったでしょうか。

今回サンプル調も頂いてきたので、準備ができ次第、ApparelXにもアップしていきたいと思います。

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セレクトショップでの販売やオーダースーツの採寸や縫製に携わってきました。

2020年に女の子が生まれました。日々の成長を楽しみに仕事しています。