ApparelX news編集部のmammyです。
今回は日頃から多くお問い合わせを頂くプラスチックのドットボタンについてご紹介したいと思います!
ドットボタンとは生地に穴を空け、専用のプレス機などの打ち具を使って取付けるボタンの事です。オス(下前)とメス(上前)がそれぞれ2個のパーツに分かれていています。
ドットボタンの種類を分けると大きく金属製の物と樹脂製(プラスチック製)の物に分けられます。
金属製のドットボタンはジャンパーの前たてやニットのカーディガン、バッグなどにも使われます。種類も様々で厚手、薄手の物に対応していたり、ドットボタンの大きさも様々あります。
もう一方の樹脂製(プラスチック製)のドットボタンは取り扱いは無いの?と結構ご質問を受けるのですが、ありますよ!!
モリトさんから出ているプラズマというシリーズです。
このプラズマシリーズのドットボタンはプラスチック製なので、軽くてスポーツウェアやベビー用品などにおすすめです。最近だとマスクケースの 開閉部分の留めるボタンにも使われているのを見かけました。
洗濯しても錆びる心配がないのでエコバッグやリュックなどの小物などにも安心して使えます。
また静電気を起こさないのでユニフォームなどにも使用されています。(帯電防止)
他のドットボタンと同じようにオスとメスがそれぞれ2個のパーツに分かれています。ただし表に見えるキャップ部分とホソは共通の形になってます。
なので、例えば100カ所にプラズマを取り付けたい場合は
トップパーツ(兼ホソ)を200セット
バネ、ゲンコセットを100セット
が必要になります。トップパーツはバネ・ゲンコの倍の数必要になるので御注意下さい!
またプラズマ7とプラズマ10とサイズ展開が異なります。
プラズマ7はキャップが9mmもしくは10mm 展開、バネゲンコは9.6mmです。また甘口ゲンコという留める時の感触がソフトなものもあります。
プラズマ10はキャップが11.5mmもしくは13mm、バネゲンコが11.9mmとプラズマ7に比べると大きいサイズ展開となります。
プラズマシリーズは色数が豊富で生地の色に合わせ やすいのも特徴です。
プラズマ7のカラー展開は上の写真の通りですが、艶ありと艶なしの色展開があります。(写真は艶なしです)
艶ありの場合は色番号の前にGがつきます。
ただしサイズや色によってモリトさんで在庫がないもありますので 御注意下さい・・・!
またプラズマ7はアンダーパーツが白しかありません。
染色ができるか?というご質問も頂きましたが、おすすめはしません。。。POM(ポリアセタール)という素材のプラスチックで出来ており、POMは色が入ってもムラになる可能性や色落ちする場合があるからです。
プラズマ10のアンダーパーツは在庫が有ればキャップと同色で色付きで揃えることが可能です。
プラズマドットボタンの取り付けにはプレス機、専用のコマが必要になります。
実際に私も打ってみました!
まずはモリトさんのハンドプレスにコマを取り付けます。下にキャップ用のコマ、上にバネのコマをセットします。
キャップ、バネをセットして・・・
プレス機のハンドル部分をギューっと押して取り付けます。
グッと入る感覚があるのですが、この押し込みが弱いとしっかりハマってくれません。
今度は上のコマをゲンコに付け替えて同じ様に取り付けます。
バッチリ取り付けられました!
プラスチックドットボタンのデメリットとしては 衝撃に弱く割れやすいという点があります。手荒く 扱わず、優しく使用して下さいね。
また熱にも弱いのでアイロンを 直接当てない様に御注意下さい!
軽くてカラーバリエーション豊富なドットボタン、「プラズマ」シリーズをご紹介させて頂きました!ドットボタンもそれぞれ長所、短所があるのでアイテムを製作する際の候補の1つに加えてもらえればと思います!
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某総合手芸材料専門店の店舗勤務を経て、オークラ商事へ入社。
現在はレディースブランドの資材のデリバリやアパレルBtoBサイトApparelXの顧客対応を中心に行っています。
日々取り扱う商品や経験などを分かりやすくご紹介すべくApparelX News執筆に励んでいます。
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