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表地や裏地の表裏(中表・外表など)についての確認方法について

ApparelX News編集部のヤマヨシです。

今回は表地や裏地が内側が表なのか、外側が表なのかを解説していきます。表側がどちらかわからないで進めると、製品として問題が起きることもありますので、是非読んでください。

まずは結論

最初に結論を書きます。迷ったら、仕入元に必ず聞くのが良いです。

反物の状態になっている生地は、ロットや品番が書いてある札に「外表」「中表」などが書いてあったり、生地の端にスタンプが押されていることがありますが、もしわからなくなってしまった時は、聞いたほうが早いです。

とはいえ、仕入元が答えられるのも見ていなければ「中表」か「外表」かの納品した際の状態でしかお伝えできないので、たたまれている場合はぐしゃぐしゃにだけはしないでください(笑)。


押さえるべき基本のキ

とはいえ、すぐに見極められるなら見極めたいと思いますよね。すべてには当てはまりませんが、条件が揃えば見極めも可能です。

例えば、サテン生地は、光沢が強い方が表になります。またツイルは生地を見た際にノの字に、左下がりの綾目になっている方が表になります。

サテン生地、左側が表で、右側が裏になる

畝が右上から左下に流れるような模様になる

ただしツイルは逆綾と行って、右下流れの場合もあるので、注意が必要です。


裏地の場合

これも基本的なことなのかもしれませんが、裏地の多くは整理加工の都合で、生地の耳に穴が空きます。これは整理加工の際に生地をしっかりと押さえるために針で生地の端を刺すからです。

下の画像が表面です。実際に耳を親指でなぞると凸凹しているというのがわかるはずです。


逆に裏側は凸凹した感じがなく、つるっとした状態になっています。


裏地の場合は、上記の方法と、サテンやツイルがメインのため、ほとんどこれで見極めることができます。


表地の場合

表地の場合は、いわゆる三原組織(タフタ・ツイル・サテン)以外にもそれらに特徴を加えた様々な組織が存在します。またニット素材なども多く存在するため、裏地のような見極めが難しくなります。

通常表側は仕上げの加工がされており、きれいに仕上がっていることが多いですが、表地については、反物の場合は、札をしっかり確認すること、裁断前に仕入元に確認すること、カットの場合はシールなどを剥がさないことなど事前に注意が必要です。

また裏地は95%以上が中表ですが、表地は4割ほどが外表ぐらいだと思います。

天竺や、平織りの生地は、見失っちゃうとホント大変なので、裁断前には必ず確認をお願いします。

まとめ

表地についてはなかなか見極め方が見つけられないのですが、大事なのはしっかりと表側を確認してからスタートすることだと思います。もし迷ったらお気遣いなく問い合わせをしていただければと思います。

ちなみに接着芯地も中表です。接着芯地は樹脂がついている方が表地側になりますので、触って確認をしてください。薄く、樹脂も小さい芯地だと触ってもわからないこともあります。わからなくなったら仕入元に確認をしたほうが良いかと思います。

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