ApparelX News編集部のヤマヨシです。
今回は2019年10月23日~25日にベトナム、ハノイにて開催された展示会のレポートについて書いていきたいと思います。
また、現地ベトナムでわかったことや、感じたことを書いています。是非目次をチェックしてみてください。
日本の東京ビッグサイトやインテックス大阪の少し小さいぐらいの規模感の会場でしたが、多くの企業が出展しており、来場者も多く、とても賑わっていました。ホールは2つあり、生地や副資材などがメインのホールと、縫製工場向けのミシンなどの機械がメインのホールに分かれていました。
日本で言えばFISMAやミシンショー、JIAMなどに生地展示会が合体したような様子でした。
出展している企業の中には日系の会社は2社で、HASHIMAさんと大石金属工業さんが出ていました。大石金属工業さんは前カンなどをMORITOに卸している会社です。
他の企業は90%ぐらいが中国系、その他が、香港、韓国系の企業が出展していました。
どこの国かをパンフレットで確認できるのですが、ベトナムと書いてある企業も多くは中国系の企業の支社でした。
展示会場には2日目と最終日に行ってきました。
来場者は2日目の午前中はとても多く、賑わっているなと感じました。しかし、12時を迎えると、お昼ごはんを食べに行くのか、人がほとんどいなくなります。
3日目の午後に行くと、ほとんど人がおらず、早い時間から片付けだす企業もあり、片付けするの早いなぁと思いました。
ベトナム人の習慣としてお昼ごはんを食べた後は昼寝をする習慣があるそうです。そのまま仕事に戻ったりするのかなと推測されるので、ベトナムの展示会に出展する方は、午前中が勝負!と思った方がいいかもと思いました。もちろん今回の展示会に限った感想になりますので、ずっと盛況な展示会もあるかと思います。
東京ビッグサイトで行われる展示会では、相場が大体1小間30万~60万ぐらいかと思います。
勝手にベトナムだから安いだろうと思っていたのですが、出展企業に聞くと、約40万ほどの出展費用のようです。
これに加えて現地への渡航費が10月は一人8万円ぐらいに食費、また必ずベトナム語の話すことが出来るスタッフが必須です。またファッション業界独自の表現なども必要なスタッフが必要なので、一度見積もりをとることをおすすめします。
今回の展示会に行ってみて、わかったのは、ベトナムでは縫製工場が多くできていますが、生地の生産についてはおそらくほぼ無いのだと思います。中国やインドなどから仕入れないと現地手配はできないかと思います。
また、ハノイの旧市街を歩いているとかなりの数のテーラーがありました。
最初は欧米人やアジア人の観光客が安くスーツを作るという需要しかないと思っていたのですが、実際現地のテーラーに聞いてみると現地のベトナム人も作っているようでした。
そこの生地はインドやイタリアの生地を扱っていますが、ベトナムの商社を通じて買っていました。
ベトナムでは縫製工場の工場長や、社長クラスであれば、訛りが強いですが、英語は話すことができます。しかしお互い外国語同士なので、意思の疎通は簡単ではありません。
毎月ベトナムの縫製工場で生産管理の仕事をしている友人に聞くと、いつもベトナム語を使える通訳をつけているとのことでした。
また、観光地の飲食店では観光英語はほぼ使えますが、屋台では無理なので、購入するときは気をつけましょう。
私がなんとか覚えられたのはこれだけで、そしてこれだけでもなんとか行けました。
ありがとう : カムオン
すみません(店員さんを呼ぶ時) : エムオイ
こんにちは : シンチャオ
美味しい : ンゴン
カタカナベトナム語ですが、現地の人はわかってくれるので、タクシーから降りる時、食事の際に使ってみてください。
ハノイでの食事はフォー以外は、大量の油を使用しているので、胃腸に自信が無い方は整腸剤などを持っておいたほうが良いと思います。また、パクチーが苦手な方も、日本のパクチーよりかは香りが少ない気がするので、なんとか食べることができると思います。
今回のベトナム出張では現地の縫製工場や組合や、展示会などを見てきました。チャイナ・プラス・ワンが提唱されたのが2010年頃、ASEAN各国に生産は移っていますが、ベトナムは、物流のインフラも整っており、またほとんど屋内ではFREE wifiが飛んでいるので、ネットの環境も良好です。既に成長しきったという意見もあるようですが、まだまだ活気を感じる国でした。
今後もベトナムの情報が入ったら発信したいと思います。
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ApparelX News編集長。
レディース・カジュアルブランドのデリバリ業務を経て、現在は、アパレル資材BtoBサイトApparelXの運営をしています。自分自身が分かりにくかったことや、役に立てる情報を発信していきます。