こんにちは。
ApparelX News 編集部の尾崎です。
日本には数多くの生地メーカーが存在しますが、それぞれの得意分野というものがあります。
毛織物を得意とするところ、合繊系を得意とするところ、先染めに強いところなど…。
それぞれ企業の成り立ちや、産地とのつながりなどで、強みを形成されていくのだと思います。
今回は、そんな中でも天然繊維に強い生地メーカー、「小原屋繊維」さんについて紹介します!
1月からApparelXにて取り扱いがスタートし、早速多くのお問い合わせを頂いているメーカーさんです。
おすすめの生地もご紹介しますので、是非最後までお読みください。
小原屋繊維は、Made in Japanの品質にこだわり、オリジナル生地を企画、製造している生地メーカーです。
創業は昭和26年まで遡る歴史のあるメーカーで、大阪に本社を構えます。
(会社ホームページ参照)
小原屋繊維の特徴といえば、ウールや麻などの天然素材に非常に強いところ。
またそうした天然素材を、日本のあらゆる産地の特色を活かしながら、企画・生産しています。
例えば麻織物は近江や浜松、ウールは尾州、シルクは富士吉田など、それぞれの産地が得意とする生地を生産しているメーカーです。
天然素材を得意とする小原屋繊維ですが、特に麻織物の取り扱いが非常に豊富です。
上質なリネン、ラミー、他素材との交織など、オリジナリティあふれる生地を生産しています。
その中でも特筆すべきなのは、「JAPAN LINEN」。
織り・染色・加工のすべてを日本国内にこだわり生産されている、リネン100%の織物です。
スタンダードなものはもちろん、梨地のものやワッフル生地などバリエーションも豊富です。
リネン100%かつ日本製を探している方も多いのではないかと思いますので、そうした方は是非小原屋繊維のジャパンリネンをチェックしてみて下さい。
それでは、この度ApparelXにて取り扱いがスタートした、小原屋繊維のおすすめ記事をご紹介します!
こちらは先述の「JAPAN LINEN」のなかでも、定番の生地。
原料の麻にはフレンチリネンを使用しており、織りから加工までを日本国内で行っています。
ワッシャー仕上げが施されており、ソフトでふっくらした風合いです。手洗いも可能。
こちらはカラー展開の品番ですが、品番違いで生成り(OA21271)、オフホワイト(OA21272)の展開もあります。
こちらもベーシックな40番手リネン100%生地。
日本国内で企画、製織、染色整理加工をされています。ワッシャー加工をし、ソフトな風合いです。
こちらの生地は50色以上の豊富な色展開が魅力。
国産のリネン100%でこの色数は嬉しい方も多いのではないでしょうか。
こちらは経糸に60/1リネン、緯糸に 10/1リサイクルウールを使用した、サスティナブルな生地。
紡毛糸を紡續する時に出る綿くずを再利用したウールが使用されています。
リネンを使用しているため吸水性、丈夫さがありながら、ウールの柔らかさや風合いも兼ね備えた、非常に魅力的な生地です。
リネンの風合いを秋冬の製品に取り入れたい方にはピッタリです。
こちらは中白染の国産リネンの生地です。
中白染とは、あえて染料を芯まで浸透させないことで、染色を表面のみに抑える染色加工。
中に白い糸が残っているため、デニムで言うアタリのような、ヴィンテージ感のある表情になります。
こちらの生地はさらに揉み込みによる膨らみもあるため、かなり雰囲気のある製品が作れそうです。
こちらはリサイクルウールで織られた生地を、日本を代表する毛織物産地の尾州にて洗いをかけたもの。
風合い、色展開ともにスタンダードな毛織物ですが、リサイクルウールという特徴はもちろん、タンブラー加工によるふっくら感も特徴です。
こちらはウール100%の梳毛生地。
スコットランド北部のシェットランド諸島産のウールを使用しています。
シェットランドウールの光沢感を活かし、梳毛生地でもあるため、高級感が漂います。
ジャケット、コート、パンツ等に最適です。
こちらはウール×コットンのジャージ素材。
以下の写真を見ていただくとわかるように、生地の表がウール、裏がコットンになっています。
そのため、素肌に触れた際にもチクチクしないという優れものです。
ウール部分には起毛加工が施されており、ふんわりした質感。
様々な使い方が考えられ、製品になった姿が楽しみな生地です!
尾州にて織り、染色、整理加工を手がけたリサイクルウールのメルトン生地。
メルトン生地のため、なめらかな肌触りで、高い保温性、撥水性を持ちます。
目付けも450g/㎡の厚地で、冬用のコートに最適な生地です。
こちらはチェック柄のリネン100%生地。
トラディショナルなチェック柄ですが、リネンを使用することで、ウールで織られたものとは一味違う雰囲気があります。
暖かみがありながら爽やかさもあり、個人的にもこの生地を使用したジャケットやセットアップが見てみたくなります。
英国調の羊毛を使用し、尾州にて生産されたヘリンボーン生地。
落ち着いた色合い、ソフトな風合いともに秋冬のジャケットに最適です。
質の高い天然素材のヘリンボーンを探していた方は是非。
いかがでしたか。
今回は、ApparelXにて取り扱いがスタートした、小原屋繊維についてご紹介しました。
非常に魅力的な生地の多いメーカーさんだと個人的にも感じます。
ちなみに、当ブログがアップされる1/31(水)から2/4(日)まで、小原屋繊維さんのホームページにてオンライン展示会が開催されていますので、是非ご覧になってください!
ApparelXでも今回ご紹介した以外にも多くの魅力的な生地がご発注いただけますので、ぜひご覧ください。
それでは!
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2022年5月にオークラ商事へ入社。
現在資材のデリバリを中心に行っております。
ファッションが大好きなので、ファッション好きの観点から色んな情報をお届けします!