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芯地~接着テスト出来ます。

メンズ・ユニフォーム担当の高橋です。

先日、某ユニフォームメーカー様より初めて接着芯地のテストをいただきました。

今までは、縫製工場様に在庫してある芯地50dの加工糸芯地 ONW50が多く使われており、工場様へ反物で納品をしていました。

今回は、硬く張りのある芯地を探していたので、風合いをチエックする為にテストをお勧めしました。

接着テスト出来ます。

レディースアパレル様は、新しい生地を使用する時に風合いなどをチェックする為にテストをよく行いますが、メンズスーツ・ジャケットがメインのアパレル様は、撥水加工やウォッシャブルスーツなどの特殊機能の時以外はほとんど行いません。定番の芯地が定着している事が多く、接着剥離に問題が起きそうな生地の場合以外は相談が少ないです。

接着テストについてです。

アパレル様がテストをして欲しい芯地の指定してあれば、その芯地と近い風合いの芯地を数点貼ります。

また、今回の相談みたいに硬さや厚みのイメージだけを伝えてくる場合もあります。

テスト生地

テストをする生地に書いていただきたい事。

生地の表裏・・・わかりにくいものが多く、書いていないと必ず問い合わせの連絡がいきます。電話では説明されても判断が難しいので再度送ってもらう場合もあります。

生地の素材、縦方向の指示、特殊な加工がしてある場合も記入していただけると助かります。

テストには、

初期・・・芯を貼っただけ。風合いをチェックする。

ドライテスト・水洗いテスト・・・3回ぐらいクリーニングすることが多いです。クリーニング後の接着力、収縮を確認します。

F2 工業洗濯テスト・・・ユニフォーム製品や洗い加工する製品などで行われるテストです。洗い温度60℃で行います。このテストをする場合は、工業洗濯対応の芯地を洗濯してください。接着温度にも気をつけてください。通常のよりも高い温度でプレスされています。本番はテストと同じ温度でお願いします。

*下記の用紙に記入してホチキスに書いていただければ問題ありません

テストで分かること

接着力・・・必要な接着力でついていますか?。

寸法変化・・・表地の収縮に追従していますか?

洗濯テスト・・・洗い方法による接着力の変化で問題がないのかを調べる

モアレ現象・・・芯地との相性により年輪にような模様が出る場合があります。

シミ出し現象・・・接着樹脂が表面に出てしまう現象

これらをチェックします。

こんな感じ⬇️で報告がきます。今回はモアレが出ているので要注意ですね。

まとめ

問題が起きそうな生地(撥水加工や収縮が激しい生地)や洗い仕上げ加工、ユニフォームのランドリー条件が厳しいなどの不安要素がある場合はテストチェックした方がいいと思います。

初期テストは、2〜3日、ドライ、水洗いなどは洗う回数によって時間がかかります。F2工業洗濯テストをするユニフォームや白衣などは10回〜など日数のかかるものもあります。

良い製品をお客様にお届けする為に、ひと手間の確認をしておくのもいいと思います。

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