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コードストッパーの種類と素材

レディースセールスのR佐藤です。

昨今、流行りのスポーツ系、アウトドア系のフードや裾部分のアジャスター仕様、ストッパーをつけることでシルエットをかえたり、ギュッとしめることで風の侵入を防いだり見た目と機能性を兼ね備えた縁の下のチカラ持ち的なパーツ。

パーカーの紐先やバックや巾着袋なんかにも付いている誰もが目にしているはずのコードストッパーをご紹介致します。

形状

基本的な形状は、1つ穴タイプと2つ穴タイプのものになります。

1つ穴

縦型

Nifcoホームページより
IRISホームページより

テープ通し付

Nifcoホームページより

丸型

Nifcoホームページより
IRISホームページより

2つ穴

縦型

Nifcoホームページより

テープ通し付

Nifcoホームページより

横型

IRISホームページより

薄型

Nifcoホームページより

素材 の 種類

ナイロン

ナイロン(ポリアミド)は私たちの生活に身近な樹脂で、広く普及しているプラスチックの一つです。「ナイロン」は開発した米デュポン社の商標名で、正式名は「ポリアミド」といいPAと表記されます。日本では一般的に「ポリアミド」より「ナイロン」という呼び方のほうが浸透しています。「ナイロン」は樹脂では弱点でもある耐熱性を改善したエンジニアプラスチックで、耐熱性・機械特性・耐薬品性など優れた特性を持つ高機能樹脂の一つです。

ナイロンは、染色できるのでお好みのカラーのものが作成できます。

ポリカーボネート

プラスチックは熱に弱いイメージを持っている人が多いかもしれませんね。しかしポリカーボネートは同じプラスチックでも熱に強く強度も高く、それでいて加工もしやすいという優れ物です。そのためポリカーボネートは意外と身近な製品に使われてます。ポリカーボネートは1953年にドイツのバイエル社が開発した熱可塑性プラスチックの一種です。

樹脂(ABS)

ABS樹脂は1960年ごろ使用され始めたと言われており、アメリカの企業U.S.Rubber社が1954年に製品化しました。
ポリスチレンというプラスチック材料にアクリロニトリル、ブタジエンという物質を化学的に結合することで、耐衝撃性を改良した素材です。
そのため、アクリロニトリル(A)、ブタジエン(B)、ポリスチレン(S)から1文字ずつとって、ABS樹脂と命名されました。

アクリロニトリル、ブタジエン、ポリスチレンにはそれぞれ以下のような特性があります。
Aアクリロニトリル…耐熱性、機械的強度、耐油性
Bブタジエン…ゴムの特性、耐衝撃性
Sポリスチレン…光沢性、加工性、安定性

キャスト

高温で溶かした金属材料を、圧力をかけて金型へ注入する鋳造技術の一つで、丹銅、アルミ、亜鉛ダイキャストなどを仕様し精密で加工表面が綺麗な仕上がりが特徴です。表記は,MC。重さがあるのでしっかりした素材向きです。

IRISホームページより

シリコン

シリコンから作られるシリコーンは、耐熱性・耐冷性・温度安定性(マイナス100度~250度)に優れ、はっ水性や防水性、絶縁性、非毒性などの性質も備えています。軟らかいのに変形しにくく、落下や衝撃で割れない点や、素材として安価なことも大きなメリットです。オリジナルのカラーの対応も可能です。スポーツ系の衣類に向いています。

IRISホームページより

まとめ

ご覧いただいた形状はごく一部、素材もさまざまで衣類だけなく小物やバックなどにも大いに使用していただけます。

アイデア次第で、付加価値をつけれるアイテムです。

コードストッパーの存在を忘れずにいただきたいです。