アパレル資材の情報がみつかる

品質表示・洗濯ネームはこう作る。基本的なことと、陥りがちなミスについても解説します。

ApparelX News編集部の岡部です。今回はよく質問をいただいたり、不備があったりといろいろある品質表示について基本的なことを書いてみました。基本的なことは消費者庁のページを見ていただきたいのですが、資材商社ならではの視点を入れております。

品質表示の基本構成

品質表示・洗濯ネームの構成は原則として下記の通りです。

1.繊維の組成
2.家庭洗濯等取扱い方法
3.表示者名等の付記

会社名や連絡先は必ず必要です。そして会社名は必ず『登記されているものと同じ』表記をする必要があります。

例えば、社名は日本語で登記しているけど品質表示を英語表記しているから合わせて社名も英語表記にしたい……これはできません。

繊維の組成について

この部分は消費者側が理解するために必要な項目なので、ルールに沿った素材名が必要です。

例えば、本絹100%と書きたいところですが……表記できるのは絹100%になります。

用語ルールは消費者庁のページで確認ができます。

素材がわからないものなどは検査機関で検査をしなくてはなりません。


家庭洗濯等取扱い方法(洗濯マーク)について

平成 28年12月1日以降から、新たな洗濯表示記号になりました。

消費者庁 新しい洗濯表示ページより引用

表1より1つ、表2より1つと選択していく必要があり、順番も基本的には小さい数字から大きい数字の順番にします。

洗濯表示記号で表すことのできない情報は付記用語で充実させることが出来ます。

しかし、上記の選択した洗濯表示と矛盾する表現ができません。

例えば、30度までの温度の洗濯可(洗濯表示記号表1、130番)なのに、付記用語に「20度以下で手洗いしてください」と記載はできません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。実際に消費者庁へクレームが入ると販売がストップしてしまうので、事前に調査する必要がありますよね。またネームの制作業者側としては、多くの注文があるなかで全てのチェックはできかねます。どうしてもアパレルさん側にジャッジしていただき、正確な内容で依頼していただく必要があります。

ただ、私個人といたしましては、より知識をつけてお困りの方をお手伝いできるようになっていきたいと思っていますので……ご不明な点はいつでもお問い合わせくださいませ。

品質表示を小ロットで作成したい方はこちらから!


関連記事


アパレル資材をお探しならアパレル資材BtoBサイトApparelXへ!
大ロットでのご注文をご検討している、又は法人担当からの連絡をご希望されるお客様はオークラ商事問い合わせページまで!

フッター オークラ問い合わせフッター