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キングポリエステル糸(フィラメント糸)のご紹介!!

今回は、キングポリエステル糸(フィラメント糸)のご紹介をさせていただきます。

縫い糸は繊維のタイプによって、「長繊維(フィラメント)糸」と{短繊維(スパン)糸}の大きく2種類に分けられます。

長繊維(フィラメント糸)と短繊維(スパン)の違い!!

縫い糸は繊維のタイプによって、「長繊維(フィラメント)糸」と{短繊維(スパン)糸}の大きく2種類に分けられます。

長繊維(フィラメント)糸

長く連続した繊維のこと。天然繊維では絹糸。
合成繊維では、ポリエステル100%のキングポリエステル、キングフィット、ファイン、キングスター等の他に、ナイロン100%のレジロン、モノカラー等がこのタイプです。
原料となる1本の長繊維はごく細いので、縫い糸にするには何本か束ねて適当な太さにして「撚り(より)」をかけ安定させます。(ただし、モノカラー等の特殊なものは単一糸を使用しています。)
フィラメント糸の特徴は光沢があり美しく、なめらかで丈夫な点です。

短繊維(スパン糸)

合成繊維では、ポリエステル100%のキングスパン、シャッペスパン、ハイスパン等がこのタイプです。
原短繊維(スパン)糸とは短い綿状の繊維のこと。天然繊維の綿糸や麻糸。
料となる短繊維は通常38mm~100mmの長さのため、縫い糸にするにはこれを何本か並べて、束ねながら長い糸状にします。これを「紡ぎ=紡績」といいます。できた単糸を2~3本合わせて撚りをかけて適当な太さにして安定させます。
スパン糸の特徴は毛羽がありソフトな風合いで、布なじみがよい点です。

縫い糸の太さ

一般に繊維は細いものほど優良であるとされています。縫い糸も細い繊維を用いるほど、よい品質が得られます。太い縫い糸を作る場合でも太い繊維を用いるより、細い繊維を多数合わせて太い縫い糸を作り上げる方が良い縫い糸を得られます。
繊維の太さはその断面の直径で表す方法がありますが、繊維の断面は完全な円形ではないため正確ではありません。そこで、長さと重量の割合で測定した、繊度または番手・番数で表す方法が主流となっています。

号数

「号数」は、番手・番数では表しにくいもの、または異なった太さの糸を番数で表さなければならないものなどは号数をつけて区別します。号数は下撚り糸の合糸数(糸を何本あわせているか)を表していて、数が大きくなるほど太い糸であることを示します。

繊度

繊度とは繊維の太さということですが、一般には「長繊維(フィラメント)の太さ」という意味に使われ、繊度の単位として、Tex(テックス)を用います。
「一定の長さに対して重さがいくらあるか(恒長式番手)」を測定して数値を求めます。長さ1,000mで重さ1gのものを1テックス(長さ1,000mで重さ0.1gのものを1デシテックス)としており、数字が大きくなるほど太い糸であることを表します。
主にフィラメント糸の単位として用います。

番手・番数

「番手」「番数」は、「一定の重さに対して、長さがいくらあるか(恒重式番手)」を測定して数値を求めます。重さ1ポンドで長さ840ヤードのものを1番手としており、数字が大きくなるほど細い糸であることを示します。
ただし、フィラメント糸の番数とスパン糸の番数は同じ数字でも、規格が異なるため単純に比較することができません。例えば、フィラメント糸の50番とスパン糸の60番では、フィラメント糸の50番の方が細くなります。

カラーサンプル帳

まとめ

縫い糸にはいろいろな太さがあります。
基本的に、厚地には太めの縫い糸を、薄地には細めの縫い糸を使いますが、ステッチやしつけのように生地の厚さに関係なく使われる場合もあります。また特に強さを要求される部分だけに、太めの縫い糸を使うこともあります。用途に応じて使い分けましょう。

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