服飾資材ってどこで買うの？～急に必要になって困った時の前売問屋とは～

毎度!!ApparelX News編集部の山佑です。

皆様は、”今持っているこの生地と色を合わせながらボタンを買いたい”、”どうしても今日この裏地が欲しい”、”毛芯の風合いを比較しながら購入したい!”、”急な採寸のアポイントが入ってどうしても採寸用のメジャーが今欲しい!”、と言ったときどうされますか？

個人の購入なら、ユザワヤやオカダヤ、生地に関しては日暮里のトマト、はては文化学園の購買部、などなどが思い浮かぶのでしょうか。でも、それって当然ですが小売価格ですよね。もし、会社(法人)での購入目的の場合では、有事の際とは言え、なんかモヤっとしますよね。

ここで、皆様は服飾副資材の「前売り」(正式名称は前売問屋)という言葉をご存じでしょうか。普段生活するうえではあまり聞きなれない言葉ですよね。

「前売り」とは、卸売業の一形態でして、商品の仕入れを検討している小売業者(法人)が現金を持参した上で訪問し、その場で仕入れる商品を選び、卸価格にて購入し現金で支払い、小売業者が自ら商品を持ち帰るという問屋のことです。現金問屋とも言います。食品業界では、業務スーパーなどで有名ですよね。

ApparelXのサプライヤーであります株式会社ヤマモトは、まさに前売りを行っている企業になります。こちらがある神田(東京都千代田区)も一昔前は繊維街として糸編産業が栄えておりました。羅紗屋(生地屋)が多く集まり、そこに生地を買いに来る洋服屋がたくさんいらっしゃったので、自然と附属屋(服飾資材を扱う企業のことを業界的に”フゾクヤ”と呼んだりします）が集まっていたわけです。

しかし、時代の移り変わりにより、羅紗屋、そして附属屋も今は数を減らし、数えるほどで、ましてや前売りをしているところはほとんどありません。なので非常に貴重なんですね笑

では、具体的に前売りってどんな感じでどういうことやっているの？

株式会社ヤマモトでは主にメンズスーツに特化した品揃えとなっておりますので、冒頭で上げたユザワヤやオカダヤと比べると商品群は狭くなりますが、その分深いです。

当然、すべての商品が最小単位で販売しておりますので、ロスがありません。裏地や毛芯などの生地類は10ｃｍ単位、ボタンや前カン、ファスナーなど1個1本１セット単位、カラークロスや衿芯は1着分単位、となっているのも卸売ではうれしいところ。

また、店頭にはこの道ウン十年の大ベテランのスタッフがご要望をお伺いさせていただきますので、附属選定のお手伝いをさせていただいております。

まとめ

立地や商品群に制約はあるものの、実物を見て、触って、比べて、すぐ手に入る、そして卸価格で買えるのは、一つのメリットではないでしょうか。また、Squareを導入しておりますので、現金のみならずカード決済も可能で、さらに2020年6月までは5％のポイント還元ですので、かなりお得。

ぜひお近くにお立ち寄りの際は、附属をご覧になられるのはいかがでしょうか。

そのほか、圧倒的商品数を誇るサイト、アパレル資材をお探しならアパレル資材BtoBサイトApparelXも合わせてご活用いただければと存じます。送料負担を無くすために、店頭受取も可能ですので、ぜひ一度覗いてみてください。

サプライヤーが「ヤマモト」の商品であれば、どなた様でも本社オフィス2Fの卸店舗にて実物をご覧頂けます。(倉庫在庫品や加工品、取り寄せ品等一部商品を除きます。)
※営業時間:平日9:00～18:00 *2020年1月6日より10:00～18:00に変更になります。

個人のお客様は、ボタン・裏地のヤマモト Yahoo店(Yahooショッピング)、またはボタン・裏地のヤマモト amazon店へ。

山佑

全国展開のオーダースーツ店にて2年間修行後、服飾資材の道に。
特にスーツ(重衣料)の事ならお任せください。