こんにちは。ApparelX事業部の橋口です。
9月4日にYKKの展示会に行ってきました。
YKK=ファスナー という浅い知識しかなかった私は、展示を見て様々な工夫に驚かされました。
今回は展示会で見て驚いたことについてまとめました。
会場内の撮影がNGだったので文章ばかりですがよろしければ読んでください。
私が服飾の専門学校で洋裁を学んでいたときや、今でも趣味で服作りをしているときにファスナーはよく使いますが、今までは色とデザイン、仕様等にしか目を向けていませんでした。
展示会を通して、デザイン以外に着目した製品がこんなにもあるのかと驚きました。
その中でも個人的にすごい!と思った製品をご紹介します。
薄い生地とファスナーを縫い合わせたときに起こりやすい布地のヨレ(パッカリング)を軽減できるもの。
縫製時に気を付けて縫い防ぐしかなかった布地のヨレを、ファスナー側の織りの工夫で防いでしまうというアイデアに驚きました。
縫製の難しい薄地も簡単に縫えるようになるため、きれいに仕上がるだけでなく縫製効率も上がると思いました。
テープに伸縮性をもたせることで、ファスナー部分に横方向の力がかかって伸びているときの開閉しづらさを改善したもの。
かばんやポーチなどの中身を詰め込みがちなもの、タイトな靴、ブーツに最適。
ストレッチテープのファスナーを用いたブーツなら夕方足がむくんでファスナーが閉まらない!ということがなくなるそうです。
そういった、実際に利用する場にフォーカスして製品を改善していくことでより使いやすい製品が生まれるのだと思いました。
この他にも、ファスナーの開閉を容易にし、キッズ向きにデザインされたQuickFreeというファスナーや、縫製工程の削減を図ったSeamZipといったファスナーなど、一見どれも同じように見えるファスナーにそれぞれの特徴があることを知りました。
そして、上止めを透明樹脂から色付き樹脂に変え見栄えが良くなったもの、従来のものよりも更に薄く軽くなったものなど、既存の製品の改善についても細部にまで拘りを感じました。
ファスナーやスナップ、バックルが使われているのはアパレル製品のみだと思っていました。
いま、YKK製品は多方面で活用されているそうです。
デザイン性、利便性に富んだ製品だからこそいろいろな方面で使われるのだと思いました。
YKKの展示会はファスナーの縫製方法についての説明や、実際に縫っているところを見ることができるスペースなどがあり、幅広い職種の方がためになりそうな場でした。
ファスナー、スナップ、ボタンなどをデザイン、仕様に合わせて選べば、デザインの幅を広げられそうです。
ぜひYKKのいろいろな製品を見てみてください。
副資材をお探しの方はアパレル資材BtoBサイトApparelXへ!