ApparelX NEWS 編集部の佐々木です!
今回は縫製の必需品、糸の大手メーカー、フジックスについてご紹介します。
フジックスは縫い糸や、刺しゅう糸などを製造・販売している会社です。
1921年に絹の撚り糸販売業として、京都市上京区で創業。
90年以上の歴史を持つ糸の大手メーカーです。
フジックスの製品は家庭用・工業用を合わせると1300種類ものアイテムがあり、アイテムによっては何百色という色数を誇ります。
フジックスでは、品種によっては600色もの色に糸を染め分ける為、
データ染色方式を採用しています。
各生産オーダーに従って「レサイプ」と呼ばれる染色のレシピを発行します「レサイプ」には染料の分量やプログラムの番号などが細かく記載されており、作業者はこれに従い染色を行っています。
また、染料の保管に自動ラックシステムを導入していて、
ひとつひとつのコンテナに染料が格納されています。
多くの種類の中から必要な染料が自動的に計量者の目の前まで運び出され、計量後はもとの場所へ戻ります。
膨大な染料の取り出しを自動化し、取り違いや格納ミスを防ぎ、作業時間が効率化されています。
染色工程では水を媒体として糸を染めるため、多くの汚水がでてしまいますが、フジックスでは大規模な排水処理装置を導入し、規制物質を除去するだけでなく、透明に近い水を排出しています。
フジックスは様々な用途に合わせた糸をたくさん作っていますが、その中でも代表的な2種類ご紹介します。
洋裁、手芸をやった事のある人なら一度はお世話になったことがあるのではないでしょうか?
私は学生時代とてもお世話になりました・・・
シャッペスパンは、ヨーロッパの長い伝統の中で育った「シルクシステム」と呼ばれる特殊な加工方法で紡績された、ポリエステル高級縫い糸になります。
太さが30,60,90番手とあり、生地によって太さを使い分けが可能です。
シャッペスパン縫い糸は、強さと美しさ、ばつぐんの縫いやすさを備えています。
高強力。適当な伸度。堅ろうな染色。縫い糸として、必要な物性をかね備えた理想の品種です。耐熱性も高く可縫性はばつぐんです。美しい光沢とシルキーな感触は縫製品の価値を一段と高めます。
419色の豊富な色数と太さが9サイズあり選択肢がかなり多いです。
ものづくりにおいて糸は欠かせないアイテムだと思います。微妙な色にこだわる方もフジックスの糸であればその膨大な色展開の中から、探している色がみつかるかもしれません。
微妙な色選びの際は糸見本帳を是非使用してみてくださいね!
糸選びについてお悩みの方は過去記事も御一読ください!
糸選びの極意!~番手、種類、色柄合わせ~
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ApparelX NEWS 編集部
某手芸屋さんの店員だったり縫製工場にいたりしました。
現在はデリバリ業務を中心に行っています。
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