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【高すぎ?】生地のカット代ってなんでかかるの?【妥当?】

ApparelX News編集部のヤマヨシです。

生地を手配するのにカット代って結構高いな!と思ったことはありませんか?
また、カット代がかからない生地とカット代がかかる生地の違いはなんだ?とは思いませんか?

今回は生地を1反や2反などの反物で手配するのではなく、3mや5mなどのカットで手配する際にかかるコストの「カット代」について、なぜかかるのかを、今まで多くの生地屋さんから聞いた話を元にお伝えします。

なぜカット代はかかるのか

生地問屋街や、手芸屋さんで生地を買う際にはカット代ってかからないのに、なぜカット代がかかるのかと聞かれることがあります。

その理由はメーカーによって事情が異なるため、様々あります。メーカーから聞いた理由の一部を紹介させていただきます。それでもカット代というものがどんなものなのか分かるかと思います。


手間賃として

私の認識としては一番この手間賃という考え方が合っているのではないかと思ってます。

生地の価格設定をする際に1反以上で販売することを元に単価を設定しているため、数mなどの場合は、その手間に応じた利益が入らないため、手間賃としてカット代として計上しています。

実は1反出荷するのと、10mをカットして出荷するのでは、10mカットするほうが圧倒的に手間がかかります。反の場合は倉庫から取り出して梱包するだけですが、カットは延反して測って、畳んだり、巻いたりしなくてはならないですからね。


外部倉庫の出荷コストとして

生地屋さんでは、しばしば自社で作った生地を自社の倉庫ではなく、外部の倉庫に入れている場合があります。

それは倉庫業をやっている会社の倉庫であったり、染色をしてもらっている工場の倉庫だったりします。

そこから出荷する際には送料であったり、カット1点あたり◯◯円といった費用がかかっている場合があり、それをカット代として計上しています。


ロスとして

1点1000円とか、1500円ではなく、カットの場合メーターあたり300円アップとかの場合は、カットの場合のロス率を計算してカット代として計上していることもあります。

例えば、反物は50mで仕入れて50mで販売するのでロスはありませんが、カットの場合は、手で測ることがおおいので、多少は長くカットされます。それが大体3%~10%程度です。2mであれば、2.2m入っているといった具合です。

そうなると実はカットのときの原価は10%アップされるので、メーターあたりのカット代がかかってきます。

この場合はカットで手配するのは結構高くなってしまいます。


まとめ

生地問屋や、手芸屋さんで買うとカット代がかからないのは、反で仕入れて在庫リスクや手間などを単価設定に上乗せするため、カット代としては別途かかっていませんが、そういった諸々のコストが乗っているのて、小売単価って高いんですね。

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