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カラークロスとフェルテースの違いと目的について

衿裏の使用目的

・上衿にシルエットを与える

・表地にボリュームを与え、上衿の張りや膨らみをだす

・着用時やクリニーングなどによる上衿の外観変化(型崩れ)を防止する

衿裏に要求される性能

・上衿のシルエットをださせること

・上衿にボリュームを与えること

・表地との色合わせが容易なこと

保管・販売時に要求される性能

・湿度による外観変化を起こさなこと

・湿度による寸法変化を起こさないこと

・変色・風合いの変化がみられないこと

着用時・クリーニング時に要求される性能

・変色が見られないこと

・毛羽立ち、ピリングの発生がないこと

・寸法変化を起こさないこと

・形態安定性が良いこと

・耐洗濯性があること

衿裏としてのカラークロスとフェルテース

カラークロス

・衿裏用として糸番手も太く打ち込みも甘く立体的な衿を作るための融通性を持たせてつくられている

・バイヤスに裁断すること

・バイヤスの1枚取りで使用するため左右の衿のバイヤス状態がことなる
(一方の衿が経バイヤス、片方の衿が緯バイヤスとなり、左右で微妙な力関係の違いが生じる

フェルテース

・横取りで裁断するー取り都合が良い

・横取りで裁断できるので、左右のバランスが良い

・湿度との関係で縮もうとする性質があり、衿が反り返らず、内側へ入ろうとする。
セット性に優れるため、保型性の良い衿が作れる

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