ApparelX編集部のmammyです。
コロナウイルスの感染防止の為にマスク需要が高まっていますが、まだまだ市場では品薄が続き手に入らない状況が続いています。
過去のブログでもマスク作りに必要な資材について記載しておりますのでぜひご覧下さい。
今回は私自身、服飾資材卸の人間として商品を扱っているので、マスクを作って使用した感想をご報告したいと思います。
今回使用したのはダブルガーゼです。やはり直接肌に触れるという事から肌触りが柔らかく通気性の良いダブルガーゼはオススメです。
私は表裏にダブルガーゼを重ねたのでガーゼを4重にした状態です。
4重と聞くと結構厚い感じもしますが、1枚のガーゼは薄いので着用してても苦しい感じはしません。
逆に二重だと薄いと思うので最低でも4重にするのがオススメです。
シンプルな白のダブルガーゼはマスクにぴったりです。
こちら淡いカラーからシックなダークカラーまで展開があるダブルガーゼです。
マスクの鼻の部分に形状保持のワイヤーを入れると顔の凹凸にぴったりとして、フィットするので顔とマスクの隙間が無くなります。
伸縮性の無い生地で作る場合はこの形状保持ワイヤーを入れるのがオススメです。
形状保持のワイヤーなので自由自在に曲がって元の真っ直ぐな状態に戻す事が出来ます。
フォルテは積水化学の開発したポリエチレンの形状保持素材をマスクのノーズワイヤー用に加工したものです。テクノロートなどとほぼ同等です。
プラスチックの線材の中に針金が入っており、自由自在に曲がるので、マスクのノーズワイヤーにおすすめです。
こちらはセットアップテープというシャツの襟の中や帽子などツバに入れて形状保持をするテープです。
マスクゴムは耳に引っ掛けて使うので程よい柔らかさと伸び感があるテープやゴムを使わないと耳がかなり痛くなってくるのでご注意下さい。
自分が作ったマスクにはエラストトレインというウーリースピンテープを使いました。このエラストレインは本来の使い方はニット用の伸び止めテープとして使われます。
ゴムほどのキックバックはないですが、柔らかいのでマスクゴムの代用として使えます。
こちらのマスクゴムは伸度が3.2倍としっかりとした伸びと柔らかさを兼ね備えています。
実際に不織布のマスクなどにも使用されているマスク用のゴムです。
もっとカラーが欲しい、という方にはこちらもおすすめです。
6MMサイズをそのままマスクゴムと使用したり、7MM×7MMのバインダーテープもあるので生地に挟み込んでそのままゴムとしても使えます。
カラー展開が豊富なのでデザイン性を持たせたい場合にも良いですね。
繰り返し使うガーゼマスクは口元・顔に直接触れるので衛生的に1日1回洗濯するのが基本です。(汚れたらその都度洗濯しましょうね)
手洗いでのガーゼマスクの洗い方
ガーゼ生地はふんわりとした肌触り・通気性を高める為に生地の目が荒く織られています。その為洗濯機や手洗いでのゴシゴシ洗いは避けて頂く方が良いです。
①洗面器に水を貯め、衣料用洗剤を入れて混ぜます。(2Lの水に対して約0.7g/ティースプーン半分位)
②洗面器にガーゼマスクを入れ、約10分放置します。
③その後ガーゼマスクを軽く押し洗いし、水をゆっくりと捨てます。
(※水にウイルスが含まれている場合があるので飛び散らないように注意)
④洗剤を水で洗い流す。
(※汚れが気になる場合はこの後に塩素系漂白剤で洗って下さい。塩素系漂白剤を使う場合はゴム手袋を使用しましょう。
柄物・色物の場合は色落ちの可能性があるのでご注意下さい)
⑤清潔なタオルでマスクを挟み水気をとる。
⑥陰干しでマスクを充分に乾かす。
参考:厚生労働省「布製マスクの洗い方動画」
いかがでしたででしょうか。
実際にマスクを作ってみて、サイズやデザインはもちろん使う資材によって付けた時の快適さが変わってくるのではないかと思いました。
またガーゼマスクは息苦しいのかと思いきや、息がしやすく結構快適に過ごせる事に気がつきました。
今回ご紹介した資材はアパレル資材BtoBサイトで取り扱い中です。
サイト内でもマスク資材特集を組んでおりますのでぜひご覧下さい。
某総合手芸材料専門店の店舗勤務を経て、オークラ商事へ入社。
現在はレディースブランドの資材のデリバリやアパレルBtoBサイトApparelXの顧客対応を中心に行っています。
日々取り扱う商品や経験などを分かりやすくご紹介すべくApparelX News執筆に励んでいます。
文章でお伝えしきれないことはApparel資材系YoutuberとしてYoutubeでも発信しています!