アパレル資材の情報がみつかる

え?こんなに種類があるの!?~裁縫する際の仮止め/しつけの方法~

毎度お世話になっております。ApparelX News編集部の山佑です。

さて今回のブログは、ApparelXサプライヤーである、オークラ商事の札幌店のナベ店長より、長年手芸用品店様向け商材卸の経験から、洋裁に役立つ情報をお届けする「手芸&洋裁シリーズ」第4段になります。

それでは、ナベ店長お願いします!!

はい、札幌の渡辺です。

今回は、裁縫をする際にはどうしても必要な作業である『仮止め』事情についてお話させていただきます。
私がまさに、手芸屋さんに営業するときに話す内容が凝縮されております。
『仮止め』を簡単に言うと、布Aと布Bを縫い合わせる前に2枚の布を重ねてズレないようにする作業です。
当初はまち針が主流でしたが昨今その方法は増え続け何種類もあるので今回はそれらを紹介しようと思います。

◎主な仮止め方法

①ピン(まち針で止める)
②しつけ縫い(粗めに縫いとめる) 
③アイロン接着(両面接着する)
④クリップ(洗濯バサミのように挟み留める)
⑤スプレーのりを塗布して接着
⑥マイクロファスナーで留める

◎各方法の説明
①ピン

ピン針 双鳳 真鍮製

日本ではまち針(待ち針とも表記)海外ではマーキングピンやドレスメーカーピンと呼ばれ、最もオーソドックスな仮止めの方法です。
抜き差しの手間が若干面倒、幼児やペットのいる家庭ではケガや誤飲が心配される、といった理由で遠慮する人もいます。
尚、アイロンを併用すると頭の部分が溶けてしまうため溶ないようにガラス玉を使ったまち針もあります。

②しつけ縫い

ある程度の大きさや長尺な本縫いを必要とする際、端や全面を大きなピッチで粗く縫ってしまう方法です。
少々ズレが生じたり、本縫い後、糸を抜く手間がありますが安全に済みます。

③アイロン接着

以前当ブログでも触れた日本バイリーン社の「MF」はじめ、俗に「くものす」と言われる両面接着テープ(シート)を使う方法です。
アイロンを用意することになりますが、2枚の布を完全に貼り合わせられるのでズレることはありませんし運針にも支障ありません。
初心者の私からすると5mm幅の「MFテープ」を使用するのがオススメです。

④クリップ

メーカーで販売され多種多様なクリップがありますが、安価なモノはオススメしません。なぜならば目の細かい高番手な生地を挟むと滑って外れてしまう恐れがあるからです。
ちなみに画像のクライムキ「ソーイングクリップ」は挟む部分に小さな突起とそれを受ける小さな穴が設けられており(凸凹状態)滑りやすい生地でもしっかり押さえられる工夫がされています。
クリップはピンより扱いが簡単でアイロンも不要、危険も伴いませんから最近は人気です。

⑤スプレーのり

この手のモノも様々なメーカーで販売されていますが残念ながら「接着剤のネバつき」により運針に支障をきたす(場合によってはミシンの故障に繋がる恐れあり)モノがほとんどです。
それに加えて「化学物質の匂い」が苦手、「生地の風合いが台無しに」など難儀な点が多いのも事実です。
そんな中で唯一「針がベタつかない」「無臭」「風合いそのまま」「人体に安全」とキッパリと宣言しているのがフランス・オディフ社の『スプレーボンド505』です。
イベントなどで実演、紹介する機会がありますが、その際、生地にスプレーをして「塗布された部分を触ってみてください」と触ってもらいます。
するとなんということでしょう(笑)ペタペタするものの手に溶液が一切付かずネバつきがありません。よって基布に貼った後に再度貼り直しも可能です。
またサインペンの匂いでさえ頭が痛くなる私でもキツさを感じない無臭さにも大満足です。
スプレーのりを使うのであれば『スプレーボンド505』以外考えられないと私は思います。

⑥マイクロファスナー

マイクロファスナーって何?と思うかと思います。実は肌着や靴下などのタグや値札を止めている白い紐状プラスチック「タグピン」のミニ版です。
靴下に付いているタグピンはカタカナの「エ」形状の縦棒部分が1〜2cmかと思いますが裁縫用にその幅を3〜4mmにしたモノ、それがマイクロファスナーです。
あまりに小さいので専用のタグガン(ピストル形状)が用意されており『マイクロステッチ』として販売されています。
マイクロファスナーには白と黒があるのですが、これは取り忘れを防止するため明るい色の生地には黒、暗い色の時は白と使い分けるためです。
尚、余談ですが貸衣装でその場限りの裾上げや丈調整にも使われるので前述とは逆に止めているピンが目立たぬように白と黒を使い分ける意味もあるそうです。
しつけ糸を抜くのと同様、本縫いをした後はピンを外さなければならないのですがリッパーを使うと簡単に取り外すことができます。

以上、昨今たくさんある仮止めの方法とオススメ品を記してみました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

様々な仮止めの方法が有り、営業マンならではの経験からくる私見も交えた投稿となりました。ぜひご参考にしていただければ幸いです。

また、上記でご紹介させていただきました④~⑥の商品(クリップ、スプレーのり、マイクロファスナー)を卸でお買い求めの方は、オークラ商事まで!

アパレル資材をお探しならアパレル資材BtoBサイトApparelXへ!


大ロットでのご注文をご検討している、又は法人担当からの連絡をご希望されるお客様はオークラ商事問い合わせページまで!